娼年シリーズ
娼年と逝年まで読んだ。
爽年、今月か来月でも読もうかな。
セクシーに生きたい…笑
刺さった言葉のメモ。自分のための断片たちです。
でもほんと、おすすめ。
"なぜかわからないが、セックスはぼくにはいつでも手にはいるものだった。
出会い、付き合い、セックスして別れる。同じことの繰り返しだ。"
(なんだろうな、この虚無感。分からないでもない、気もしてしまう?how it feels depends, though)
"ふたりですれば素敵なことを、あなたはいつもひとりでしている。退屈になるのも無理ないな。
....
あなたはもっと女性を信じなさい。
女性やセックスを退屈だなんて思うのをやめなさい。
人間は探しているものしか見つけない。
あなたがつまらないと見下しているものは、もっと素晴らしいものよ。"
"別な景色を見るには、自分の視野が限られたものであることにまず気づかないとならない"
(耳がとっても痛い。探しているものしか見つけない、、、この言葉はこの本の中で何度も回想として現れる。美しいものを探せるように導きがありますように。。そして、自分の視野が狭かったと気づいたときに受け止められるやわらかな心がもたらされますように…それも1つの景色だから卑下しなくてもいいと思うけど、他の景色も素直に見られるように、)
"自分を害した者の歩み寄りをどのように許容したのだろうか。その境地に至るまでには、それこそ命がけの自問自答が繰り返されたに違いない。年齢による成熟のなせるわざだけではないはずだ。そのあたりの心の葛藤はあまり露骨には書き込まれていない。読者は想像をめぐらせることでのみ、彼女の内面に触れる"
"ただお礼をいうだけじゃなく、あなたが今感じていることを、なにかひとつつけたすようにするといい。それが相手にとってはあなたの心のうちを知るきっかけになる。たまにしか会えないお客さまは、あなたの言葉だけが頼りだから。
…できるだけ正直で、あなたにしかわからないことがいい"
(そうだな…開いて。感じていることを表現しあうのって大切だ。余裕がないとついサクサク業務連絡済ませてしまいたくなってしまうけど。素直でいたい)
"どうもこうもないわ。相手をよく見て、あなたの感覚や知性のすべてを働かせ、飛び込んでらっしゃい。最初はこれ以上ないくらい慎重に、それでどこかとっかかりがつかめたら思いきり大胆にね
...注意をほかにそらさず、目の前にいる相手に集中して"
(That's true... it's true of every communication)
"ざらりと荒い舌の表、なめらかな裏側、下の横の境界の部分、味蕾がけば立つ中央部。一枚の粘膜がもっているすべての感触の可能性を試していく"
"人間の唇は、無数の曲率をもった曲線の奇跡的な集合だ"
"耳の複雑な凹凸を舌の先で計測するでもするようにゆっくりとなぞった"
(舌や唇や耳や…カラダの部分たちををこんなに分解して捉えたことなかったわ…衣良さんおそるべし…)
"自分はなにものでもない、ただの扉だ。
観察し理解するのではなく、わたしをとおって命を見つけなさい"
"確かにあなたは頭だって悪くないし感覚も鋭い。いつも不満そうだけど、ちょっとかわいい顔してる。でも、あなたとのいいところは全部、自分の中で閉じている。いっしょにしている相手に心を開かないし、相手の身体がだすサインを読むゆとりもない。"
マリコさん
"正直でいい客"、かぁ。
"リョウくんはどんな女の人からも魅力を見つけることができる。それはひとつの才能なのかもしれない。"
"手が出ないときにはひどく魅力的だったけれど、実際に買えるようになるとたいていのものの魅力は失われてしまった。
それは、ぼくが娼夫の仕事にやりがいを感じ始めていたせいかもしれない。電話一本で呼び出され、見ず知らずの年上の女性と短いデートをする。そのわずかな時間で、どれくらい相手の女性をよろこばせてあげられるか。...
ぼくにはずっとおもしろかった。
...
ぼくは娼夫になり、より自由になった。
以前から人を外見や性別や年齢や仕事で判断する傾向は人より少なかったと思う。
それがますます減って、その人の話をきちんときくまではすべての判断を保留するようになった。
"欲望の秘密はその人の傷ついているところや弱いところにひっそりと息づいているから。...
女性ひとりひとりのなかに隠されている原型的な欲望を見つけ、それを心の陰から実際の世界に引き出し実現する。それが娼夫の仕事だとぼくは考えるようになった。"
(Hmmm were their desires much more varied than founded? There might be desires: to be spoiled and rewarded)
"今のわたしのように、自分の欲望をはっきりと言葉にだすことは、二十歳まえのわたしにはとうていできなかった。その点だけはわたしも成熟したということかな。"
"仕事だから、かわいそうだから、見てあげるなんて気持ちにはならなかった。ぼくの口からでた言葉は混じりけなしの本心だ。"
"引かずに一緒に考えてくれるでしょう、
それがいいバランスのとり方なんだよね。"
(私のはたらきは、なんだろうね?🤔
描くことは、出会いをもたらすこと
背中を押すこと
元気をチャージすること
意味を見出すこと、それぞれの生に
エンパワメント、わたしもあなたも
役者でもある)
"うまくいかなかった仕事の帰り道など、
ときどきひどく不安になることがあった。
"身体をリラックスさせるほど快楽も大きくなる。"
"ぼくは客ごとにメモをとり、肉体の特徴や会話の項目を記録していた。相手が誰であれ、できるかぎり最高の時間をすごしてもらいたい。そのためにはきめ細かに女性が発する言葉と身体の気配を読み、瞬発的な対応をしていかなければならない。
質を落とさず、よい仕事を淡々と続けること。"
"彼女の顔に四十代、二十代、十代、そして4つか5つの幼い女の子のはじらいをふくんだ笑顔が花びらのように重なった。"
"普通に生きているだけでも、人生はかなりの重さだった。"
"四十代という女性としては美しさの穏やかな頂点で、おしまいの時を迎えるのだ。"
(四十代が、穏やかな頂点かぁ。)
"悲しみにつかうには、ほくたちの時間は貴重すぎるのだ。
...
苦しみも欲望も、簡単に乗り越えたりはできないものよ。悟ったりなんて、誰もしないの。みんな傷つきながら、今を生きている。こたえはどこにもなくて、ただそうやって今日を見送るだけ。それが人間にできることなの。
...
たとえよくなくても、心が動くほうがずっと記憶に残る行為になるものよ。
あなたが今悲しいのなら、その悲しみをわたしに感じさせて。ふたりで分けあって、その色をもっと深いものにする。わたしは私の身体をとおして、リョウくんの悲しみ感じたい。"
(泣ける!そうだよねぇ、信頼できる人と感情を共有したい。
How was the last x w/ my ex...?
Was it sad, lonely and a bit empty?...I don't remember now...)
"生きる限り欲望をもつ"
6/4
映画を見た。
原作のほうが時間がゆっくり流れてていいなぁ。
Being sexy seem that to be ready... Including being clean...