原田マハさん『花々』絵画のような柔らかい美しさを感じる小説
◆鳳仙花
沖縄病、となー
社会的に無責任で、人生に無頓着な旅人…
耳痛い感もあるけど、
そう思わなくてもきっといい
安住の地、かぁ
いつまでも変わらんのはだめ、かぁ
そうなのかなぁ。
きれいに花を咲かせんさい
ホウセンカの花で指先を染めるように
親の言葉を胸に染めなさい
かぁ…
夜明けを待って
いまは
花弁を静かに閉じている
◆ねむの花、でいごの花
ご夫婦で仔犬を飼うのって、子育てに近いから楽しいですよ
自分を想ってくれる人に鈍感
焦ってるときに見失ってる優しさ
◆さがり花
自分がうまいんじゃなくて、海が豊かだから。それだけさ。
島を愛しても永遠に島人にはなれない
それは外国でもそうなんかなぁ
住民には、なれる気もする
◆千と一枚のハンカチ
加計呂麻、松が明治政府によって植えられて今枯れてきて土が酸化?
癒やされたい都会の女か〜
好きになった人と一緒に海のほとりのやすらかな土地で凪いだ日々を送る…できそうな位置にいながらそれを捨てた
失って気づくこと?
でも、縛りたくはないかも
縛りたくないというエゴ?
生活を楽しんでる感じ
知花子さん。
コンロンカ、ハンカチの花
◆花だより
ご縁でお花屋さんか〜
地域に友達がいるって、いいなぁ。
またできる、はず。
どこいってたん?
どこにもいったらいけんよ
純子、お母さんのそばにずうっとおってよ
寂しくなるのかなぁ
親も。
冬を乗り越えてきた人の強さ
だからこそ凛として咲いている
きれいな小説を書く人だなぁ
自分の居場所、かぁ
わかるような
わからないような
根っこがあるのかわからないような
地球や宇宙、神様と繋がっていれば大丈夫なような
ああ。
なんだか寂しい
なんだか不安
変な焦燥感。
これもまた過ぎ去る、けれどさ。
早く過ぎ去ってほしいけど
何かメッセージを持っておるのかなぁ。
呼吸していこう。