Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

オードリー・タンさん…台湾の天才大臣インタビューかっこいい。誰もがマイノリティ。(になりうる)

 
オードリー・タンさんのインタビューがsuper cool and empowering.

https://www.huffingtonpost.jp/ entry/audrey-tang-huffpost- live-1_jp_ 5f3292a2c5b6960c066c87c6? fbclid= IwAR0nKh9LUATZAotEjJLdxXHzZEz8 GwJPOxc3NiOuk0UQKdSQcWwqOF65bp 0

 

◆「私の父は、別の候補だった陳履安氏の広報担当者でした。 私はインターネットの擁護者として対立候補の側から初の自由な総 統選挙に参加したこと、 そして李登輝氏が移行を非常にうまくやり遂げたことをとても誇ら しく思いました。民主主義への移行は、間違いなく大成功でした。 私より若い世代の中には戒厳令を知らず、言論の自由や、 集会の自由、 総統選挙を当たり前のこととして捉えている人もいるでしょう。
しかし、 15歳の時に李登輝氏が初めて総統選挙に立候補したのを見た私に とっては違います。
李登輝総統がいなければ、我々は全く違う運命をたどっていて、 今も独裁主義だったであろうことは明らかです。

彼はミスター・デモクラシーと呼ばれていますが、 本当にその通りだと思います。」
★台湾出身の学習者さんと李登輝のことも話してみたら楽しいかも

 

◆「台風や地震や、その他全ての自然災害が起きた時、 日本の人たちはテクノロジーを使って熱心に働きます。 そしてテクノロジーを少数の人のためだけではなく、 苦しんでいる全ての人のために使おうとします。私は後に、 それがソサエティ5.0と呼ばれていることを知りました。 この考え方は、私の哲学と強く共鳴します。
――台湾では、 シビックエンジニアと言われる民間のプログラマーが参加して3〜 4日で薬局の場所とマスクの在庫がわかるマスクマップを完成した と言われています。民間の人たちが参加することで、 レベルや開発のスピードをどう担保するのでしょうか?
タン:マスクマップは、最終的に1000万人が利用しました。 最初の1週間では100万人くらいでしたが、 100万人が使えばどんなバグだろうと洗い出されるので、 バグは問題ではないです。
消費者、薬局の薬剤師、健保署の職員などが利用することで、 いち早くバグを洗い出すことできますし、g0v* のSlackチャットで、 フィードバックをリアルタイムで得られる方法が確立されています 。
g0v(ゴブゼロ) 市民がテクノロジーで行政の動きや予算の内容などを可視化するた めに台湾で2012年に創設した団体。
タン:まず最初に、自由民主主義がそうであるべきように、 新型コロナウイルスパンデミック後に起きた全てのことには、 多くの疑問が生じ、検証が必要です。
その上でお話しすると、 先ほど述べたSlackチャンネルやマスクマップのようなシステ ム、そして大気汚染や水汚染などの問題は、 パンデミック前にすでに存在していました。
私が “リバース・プロキュアメント(買い手が売り手を選ぶ)” と呼ぶ、g0vスタイルのコラボレーションの鍵は、 すでに市民社会の間に存在していたのです。」
★平常時の備えが大事だね。。

 

◆「―日本は投票率が低く、 台湾と比べて政治への関心が少し薄いと言われています。 そういう中で、 デジタル民主主義はどこまで意味を持つでしょうか。
タン:2013年に台湾の街で「政治に興味がありますか? インターネットで、政治活動や署名活動に参加しますか? 総統杯ハッカソンに何か提案はありますか?」と質問したら、 変人扱いされたでしょう。

これは2012年末にg0vができた理由でもあるのですが、 多くの人は、政治は政治家がやるものだと考えていました。 たとえSNSでデモを呼びかけて1万いいねされても、 現場にはほぼ誰も現場に来ないという状況でした。「 助けはないだろう」という感覚があったんだと思います。
ですから政治に興味がない状態は、馴染みがあります。 台湾は6年かけて変わっていきました。
しかし、その後起きた国会占拠などの出来事*( 2014年に中国とのサービス貿易協定の強行審議に反発した学生 たちが立法院に突入。23日間占拠した「ひまわり学生運動」 を指す)により、 台湾の人々の政治に対する興味は一気に高まりました。」
★台湾の学習者さん、あまり政治に関心がないと言っていたけど、 台湾が政治に関心を持つ国民を育ててきたのは意外と最近なのか・ ・・


◆「タン:デジタル担当大臣になる前、私は前デジタル大臣・ 蔡玉玲のもとで1年半、 リバースメンターシップという制度を利用して働いていました。
リバースメンターシップとは、 内閣の大臣たちが35歳以下のソーシャルイノベーターを、 リバースメンターに任命する制度です。 リバースメンターが大臣に新しい方向へと導く一方で、 大臣たちは若い人たちに政府がどういう仕事をするのかを教えます 。在宅勤務や、遠隔治療、自宅学習、 製造ムーブメントのような分野で、 規制が時代遅れで理解できないものであれば、 人々は規制を全て無視するようになるでしょう。
それは民主主義社会にとって危険です。 人々が法律を習慣的に破るようになってしまうからです。 アルゴリズムやコードをきちんと伝えることで、 適切な規制ができます。それは、市民社会がまず基準を作り、 その基準が市場や規約を作り、規約が法律になるという、 先ほど述べたリバース・プロキュアメントです。」
★若い人から学びたい><


◆「タン: 私は、法律や規則や人権と同じように、 プログラミングも誰もが学んだ方がいいものだと思います。
すべての人が法律を学ぶことは「小学生全員が、 将来政治家になって法律を作る」という意味ではありません。 それは「法律のシステムや人権がどのように機能し、 法的状況で権利がどのように守るられるかを知るために必要」 ということです。プログラミングも同じです。
また、プログラミング言語をマスターするより大切なのは、 コンピューテーショナルシンキング(編注: 問題を系統立てて考え、 人間やコンピューターが解決する方法を見つけ出す思考プロセス) だと思います。
さらに7、8歳くらいの早い段階であれば、 コンピューテーショナルシンキングより先にデザインシンキングを 先に学ぶことが重要だと思います。
デザインシンキングは、社会の様々な部分について考え、 共通する問題を探しだす思考です。
デザインシンキングはダブルダイヤモンド構造(編注: イギリスデザインカウンシルが提唱した課題解決のフレームワーク )の、最初のダイヤモンドです。 そしてコンピューテーショナルシンキングは、 2つ目のダイヤモンドです。
これをマスクの在庫問題に当てはめると、 最初に解決すべき共通の問題を突き止め、 その後に開発と実現方法を考える、ということになります。
この2つは同等に重要ですが、 デザインシンキングがまず最初にきます。 台湾の小学校では最近スクラッチ(編注: プログラミング言語を学ぶツール) を使った学習が人気なのですが、 生徒たちはスクラッチをいきなり始めるのではなく、 まずはゲームをしたり絵を描いたり、 他の子と遊んだりすることから始めます。」
★いま、Design Thinking、学んでいる^^ うれしい。


◆「1993年に、マルチユーザーダンジョン(編注: オンラインゲーム)コミュニティに参加した時、 私はいくつかのプログラムを書きました。 そしてそれが人々のリアリティを変えたことに気がつきました。 プログラミングは、多くの人たちにとって、 同時に楽しめるインタラクティブな創作だったのです。」


◆「タン:まず最初に、私の経験をシェアさせてください。
私は13〜14歳だった1993年で男性の思春期を経験し、 その後2005〜2006年に女性の思春期をむかえました。
2回の思春期を経験した私は、 自分を一つの側から別の側へと移ったトランスジェンダーではなく 、両方を経験したトランスジェンダーだと思っています。
ダイバーシティにもインクルージョンがあるものとないものがあり 、私の心の中で、この2つには違いがあります。
インクルージョンのあるダイバーシティは、 人々がお互いを受け入れます。時には努力も必要ですが、 それは必ず可能です。
彼らは、ピンクのマスクを数日間着用し続ける事で、 ジェンダーの主流はあっても、皆が同じである必要はない、 むしろ人々は新しい可能性を一緒に楽しめると示したのです。 それこそが、インクルージョンの鍵です。
自分の文化と新しい文化の両方に目を向け、その二つの間を探り、 二つの間でコミュニケーションを取る。 このトランスカルチュラリズムこそが、 ジレンマを解決する鍵だと私は思います。
タン:私は子どもの頃にプログラミングを学びましたが、 台湾ではプログラミングは「ソフトウェアエンジニアリング」 ではなく、意図的に「プログラムデザイン」と呼ばれていました。 そのことがプログラミングに対する社会の捉えかたを変えました。
デザインという言葉が使われていたため、 私はプログラムデザインをデザインシンキングの観点で捉え、 ファッションデザイナーやビジュアルデザイナー、 空間デザイナーと同じ感覚で受け止めました。
その結果、 プログラミングのクラスは男の子より女の子の方が多かった。 デザインという言葉はジェンダーニュートラルですが、 女の子の方がよりやる気になったのです。その一方で、 エンジニアリングという言葉には、 強いジェンダーステレオタイプがありますよね?
どうやって男の子にプログラムデザインに興味を持ち続けてもらえ るかという逆のチャレンジがありましたが、 デザインのクラスにしたことは、 台湾にとって大変幸運だったと思います。」
★プログラムデザインっていう考え方いいな!! 確かに関心を持ちやすい。


◆「タン:台湾はアジアで初めて、 法律で結婚を当人同士のもので、姻戚関係を含まないとしました。
日本でもそうであるように、 結婚は当事者2人だけではなく家族にも関係が及びます。 いわば家族の結婚であり、家族が拡大します。 これは東アジアの固有の状況であり、 アメリカやヨーロッパやアフリカの考え方とは異なります。
一方台湾では、同性同士で婚姻した人たちの場合、 同じ権利や責任は生じますが、 義理の父や義理の母などの姻族関係は発生しません。 私は家族同士が結婚するより、良いデザインだと思います。 結婚した相手とのみリンクするため「ハイパーリンク法」 というニックネームがつけられています。
デジタルサービスをより使いやすくしなければなりません。 そうすれば、祖母や彼女の77歳の“若い”友人は、 大きなiPadを使ってコンビニエンスストアでバーコードやQR コードをスキャンできます。
最適なテクノロジーとは、 技術に従ってくれとお願いすることのではなく、 技術を人々が使いやすいものにすることです。」
★たしかにね、、 学習支援でzoom使い方分からないとかいうけど。。 まぁ本人の心の問題もあるけどさ。


◆「―台湾では前回の総統選の投票率は、74.9%でした。 日本に比べるととても高いのですが、 なぜ台湾の人々は選挙に行くのでしょうか?
小学校や、生活協同組合などで様々な選挙があります。 一つ一つのスケールは小さいかもしれませんが、 たくさんの選挙に参加すればするほど、 全ての投票が重要なものだということが刻み込まれます。それが、 投票率を高くするための鍵だと思います。
もう一つ重要なことは、選挙が社会の団結を示すということです。 台湾では開票プロセスを全ての人に公開しています。 人々は投票ブースにやってきて開票作業を見ることができます。
録画も許されていて、 ユーチューバーも開票作業を見にやってきます。 こういったプロセスを通して、 選挙の透明性と公平性を示すだけでなく、 開票作業を社会全体が祝うことができます。」
★ 選択をしめしたり意見を言っても意味があると思えるとハッピーだ 。

やわらくありたい。