『国際化と教育』日本の異文化間教育を考える
文化は動的なもの、というのが、
意外と忘れがち!!と思った。
第3章 日本における異文化間教育の進展
より。
永住目的 Immigrants ⇔ 一時滞在、在留民 sojourners
「異文化接触」の定義(渡辺文夫)
ある程度の文化化を経た人☺️が、他の文化集団やその成員と持つ相互作用🔄。その過程で生ずる異文化適応も包含。
異文化適応は二種類
① 文化的同化 cultural assimilation 相手の文化の特徴を自らに取り込む
②文化変容Acculturation 文化的特質が変化
*白黒ではない気がする。
*職場も、というか他人は全部異文化だ。
文化変容が問題になる。
アイデンティティ保持と、異文化集団との関係保持の2軸で4パターン。
離脱Separation(アイデンティティ保持するが、異文化集団との関係はなし)、統合、同化、境界化(アイデンティティ保持されず、異文化集団との関係も保持されていない。しんどい。)
文化を静態的にとらえるか➖?動態的にとらえるか➿?によって教育の態度も変わる。‼️
単一文化的視点、比較文化的視点:同化を強いる、ステレオタイプ➖
異文化間的視点:相互作用を通して文化は変わりうるもの。➿
(インドで働いている時も感じた。自分がいることで周りが変わることもある、それがいいのだった。適応しなきゃって思いすぎてたけど)
教師は異文化性という枠をあらかじめ設定し、そこから子どもとの関係を構築しようとすることが多い。😅
帰国した子どもだから英語が得意だ、自己主張が強い、学習意欲がない、など
→文化の「捏造」。静態的にとらえている。
子どもも変わる。(大人も変わる。わたしもかわる。)➿
定まらないって、すばらしい😁
ちなみに
著者は 佐藤郡衛さん。
1999.3.20第1刷、2001.2.20第4刷
ある大学のゼミの校外学習受け入れの準備をしてて読んだのでした。