ヴィパッサナーとは、正しく観る。という意味。
瞑想の10日間コースに参加してきた。
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早く元気にならないと!って数カ月ずっと焦ってたけど、落ち込むときは落ち込むんだから、逆らわずに降伏して待とう、とやっと思えてきた。
無理しないで、はたらいて生きていこう、というかんじ。
落ちたときは落ちたときなりに、ベストをやってきてるさ。
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ヴィパッッサナーのセンター、
インド各地、世界各地。
https://www.dhamma.org/en/locations/directory
日本にも京都と千葉にあり。
https://www.bhanu.dhamma.org/ja/courses/
オバマ大統領もやってると、コルカタのセンターの人が言ってた。
10日間、最後の瞑想が終わるまで、誰とも喋らん。
毎日12時間瞑想。
朝4時起き。
4:30-6:30の一本目が2時間休みなし、超絶長くて辛かった。
ヴィパッサナー瞑想の特徴は
身体感覚を客観的に観察すること。
身体感覚は、自分が生み出しているのではなく、勝手に現れる。そして必ず去りゆく。
それを観察する。
(具体的なやり方は修行に参加して指導を受けよ、ということになってる)
痛い、かゆい、など、好ましくない感覚がきても、嫌悪しない。
ヴィパッサナー瞑想は段階を踏んで教授されて、だんだん身体に電流みたいなさざ波みたいな感覚を覚えるようになる。
そういう好ましい感覚も、渇望せず、観察する。
そうすることで、積もった執着、苦悩が薄皮の剥がれるようにとれていくらしい。
感情や思考も。
感情や思考は必ず身体感覚を伴うので、身体をスキャンする感じで感覚を観察する。
同様に感情や思考も、自分が生み出しているのではなく、勝手に現れる。そして必ず去りゆく。
それを観察する。
好ましいものを渇望せず
好ましくないものも、嫌悪しない。
天気をそのまま受け入れるように。
この、感情がcomes by nature. it shall pass.というのが救われた。
自分のせいじゃないし、あらがわない。
10日間、自分の中で5ステージ現れた。
1
姿勢が保てないのとか、足が痛いのに苦しむ
2
じっとしてるのに慣れたら、今までの嫌だったことや不安や自己嫌悪が
ぶわーーーーー!!!!
っとなって死にそう。吐きそう。息苦しい。
3
膿みが出たのか、ポジティブな妄想がくる
4
平安で思考から解放される瞬間が生まれ、好調な気分になる。
でもそれって人生つまらなくなる?と思ったりもして、先生にきくと、平安なんだからハッピーさ!渇望はだめだけど、望みがあるのはいいことなんだよ、と。
5
9日目&10日目で、ネガティブが再度襲う。
もうすぐ終わるのに元気モードじゃなくなってきたことに絶望と焦り。
朝起きた瞬間死にそうな気分。
瞑想中、心が苦しくて、そのせいで姿勢が保てない感じになる。
でも、このぶり返しは自然なことで、もう一段階深い膿みがとれるといわれ、ちょっと救われる。
というかこの焦り自体が、好ましい感覚を渇望しとるせいなんよね。
コースが終わったあと、同室だった子と色々話す。
A)瞑想するのも、B)現実世界をもがくのも、
どっちも大変でどっちも幸せ。
東洋医学と西洋医学をどちらも取り入れる感覚で、いたいな。
A)は
波をできるだけ無くす、というか、上がる下がるそれぞれの状態を短くすることで平坦な状態を長くするのか、
B)は
上がる時を味わいたいがために、下がる時を耐える。あえてすぐにゼロ地点に帰ろうとしない。
ということなのかな。
私は波が大きすぎるって感じてたところだから、瞑想割合を増やしたいのかなと思う。
ベジの家庭的なやさしいインドごはんも素敵だった。
食べ物でも気分変わるわ、まじで。
日本語のインストラクションテープもあって、理解しやすかった。
日本人そんなにくるのかね。
10日間話さない、決められたスケジュールで逃げられないのは、
ある意味とてもラクだった。
絶望的にエネルギーがなかったから
人と話さなくていいし、
余計なこと、ひとりで考える時間を極力排除できて、携帯も触れないし。
セルフケアのための良いツールを与えられた気がする。
そして一緒に修行した人のあたたかさに触れられたことも、ありがたかった。
ゆるり、朝晩継続中です。
今日も平安と共にありますように。