Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

スパイス料理を日常に編み込む

気軽に簡単にスパイス料理を作るにはどうすればいいのだろう。

そんなことをふと考えたので、記してみる。

これまでに出会った南アジアの人たちから学んだのは、
普段の料理にスパイスを交えてみること。

そもそもスパイスカレーは、どうして難しそうな感じがするのだろうか。
レシピに並ぶ幾種類ものスパイスに圧倒される。
「少ないスパイスでできる!」と謡っていても、
玉ねぎを炒める気力がない時だってある。

スパイスは、醤油や味噌のように気軽に使えばいいのだ、
と気づいたきっかけは、日常の料理を見せてもらったことだった。

インド中部・プネ出身のハルシャダママが教えてくれたのは、
香ばしい大根のサラダ。
まずは大根を千切りに。
続いてサラダ油約大さじ1と、クミン・マスタードシード各小さじ1をフライパンで熱する。香ばしい香りをたててパチパチ弾けてくるのを楽しむ。
火を止め、大根の上に、じゅわ~!っとかけて和える。
最後に塩を振って軽く混ぜ、しばらく置いてなじませる。
マスタードシードがなければ、黒ゴマでも美味しい。
オクラを塩ゆでして醤油と鰹節を乗せました、くらいの手軽さである。

バングラデシュ出身のハイダルさんの料理で衝撃を受けたのは、
味噌カレースープ。
カレーに味噌を入れた味なのか、味噌汁にカレーを入れた味なのか…
そんなことは置いておいて、とにかく、合う。毎日食べたいくらいだ。

考えてみれば、味噌汁に七味唐辛子を入れるのだって立派なスパイス使いではないか。
味噌カレースープに出会ってから、“お味噌汁×スパイス”の実験を気軽に始めた。いつものお味噌汁に、七味を振るようにガラムマサラを振ってみる。コンソメスープが余った次の日、ターメリックとお味噌を加えてアレンジしてみる。

そんなのがスパイス料理?と思われたかもしれないが、これくらい気楽な選択肢もある。
あなたのいつものごはんにスパイスを取り入れたら、どんな可能性があるだろう?子どものように自由な気持ちで試していただけると嬉しい。