鶴見は多文化共生 のモデルタウン。
ブラジルなイメージがあった鶴見、
ゆるり歩いてみた。
ABC Japanフリーペーバーより、つるみの背景を。
●基礎情報
鶴見区は横浜市を構成する18区のひとつ。
人口は約29万人。
区民の25人に1人が外国人。
●多文化性
鶴見は横浜港から近く、
日本が開国した時にはたくさんの外国人がやってきました 。
また鶴見は沖縄出身者の一大コミュニティの一つとしても知られるようになりました。
そして現在、鶴見には、大勢のブラジル人が住んでいます 。
地域にすっかり溶け込んで、多くの人が自分は鶴見人だと感じています。
鶴見は多文化共生のモデル的な地域として知られており、外国人と日本人が仲良く暮らしています。
●いつから外国の方が?
(工業化)
鶴見にたくさんの外国人が暮らすようになったのは京浜工業地帯の埋め立てが始まった1920年(大正9年)頃から。
どんどん増える工場の労働力が必要になって
朝鮮半島からの移住者や
沖縄などから出稼ぎに来た人たちが
鶴見に住むようになった。
(入管法)
1990年(平成2年)には法律が変わり、
日系人が日本で仕事をしやすくなった。
鶴見には沖縄出身の人が多かったから、
沖縄から南米に渡った人たちの子孫は、
鶴見で暮らす親戚を頼って住むようになった。
(生麦事件in1862)
イギリスの商人が犠牲になった生麦事件は、
江戸時代の終わりに横浜港が開かれ(1859)
横浜に多くの外国人が住み始めていたけれど、
日本は長い間鎖国が続いており、
外国との文化や慣習の違いが大きすぎたために起こってしまった出来事だと考えられる。
つづきまして、
「日本のエスニック・ビジネス」
より、ブラジル店のお話を抜粋〜
●ブラジル(飲食)店ニーズ
日系ブラジル人1、2世では日本食をよく食べる
4世では90%以上がブラジル店を必要と感じている。
若い世代はブラジル化。
ブラジル店は暗い、狭い、良くも悪くも母国とのつながりが感じられる場所、といった複合的イメージ
社会関係資本、人的資本、機会構造*、3つすべてが弱い。
地方の工業地帯→日本人マーケットも都市部より小さい。店員の日本語能力の課題あり
同胞市場も安定しない
-ブラジル店と大型ショッピングセンターを併用
日本人もローカル店と大型併用するしなぁ
-就労形態
○光の部分(*^^*)
豊田市ではフィリピン人を介した日本人顧客獲得がみられる。
ポルトガル語やブラジル文化を学びたい、
ブラジルルーツの人と交流の接点としてのニーズもある。
*人的資本
能力、人格、外見、評判、信用など価値を生み出す元になる人間の能力。
教育や、職歴、資格が元となるが、移動に伴い価値が変化する。
例えば日本で働く南米人は、出身国ではエンジニアや医師でも日本では工場で働く、など。
*社会関係資本
ネットワークなどへの帰属を通して得られる、利益を確保する能力
移動しまくっていると育ちにくい、のかなぁ(-_-)
インターネットがあれば違うという面はありそう。
*機会構造
個人や集団で変えられないこと。
書籍からの情報はここまで〜
ということで、
JR鶴見駅から歩くこと15分。
サルビアホールや京急鶴見の方の出口から。
本町通りと仲通りへ。
ペルー料理屋さん
ラテンと沖縄!
仲通り
Yuri Shop
乾燥ポテト、いろいろな豆、お肉、
奥にイートイン。
ブラジル&ペルー&フィリピン食品。
フィリピンもだったのか、なんか懐かしい気がした。
おしゃれとか華やかとかよりは、
昔のおばあちゃんがやってるこじんまりしたお店みたいな空気かなぁ。
小柄なおばちゃんがかわいかった。
ココナッツパン。
刻んだココナッツの実が2cmくらいたっぷりのっている。お腹いっぱいになる。
ココナッツの甘い香り〜
パン生地も、ケーキみたいな。
ブラジル
おきなわ〜
中華もちらほら。
エスニックなお店は、密集というより点在。
商店街にはコンビニやまいばすけっとも入っている。
日曜日だったからか静かだったけど、
食べに入って交われたら愉しそう。
セヴィッチェもフェイジョアーダもガッツリお肉もソーセージもポンデケージョも魅惑!!
はまれぽさん、ないすれぽhttp://hamarepo.com/story.php?page_no=0&story_id=3032&from=
紹介した本はこちら。
コリアンやフィリピンの事例ものってます。