Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

発達障害の子どもをのばす魔法の声掛け 読書メモ。ABAの実際。環境調整。目標設定が鍵かな

発達障害の子どもをのばす魔法の声掛け

Shizuさん 自閉症療育アドバイザー

平岩幹男さん 監修

 

https://amzn.to/49df055

 

2013年の本か~

先輩おすすめ。

アメリカでは1980年代からABA発達。日本に入ってきたのは90年代。

ABAの目標設定がすごく鍵な気がしている。

 

・言葉かけのチャンスは起きてから眠るまでたくさんある

・こどもが失敗した時こそチャンス

 

★これは、この本と別のところで学んだけど

ABC分析は①ゴール設定とアセスメントのためのABCと、②分析のためのABCがある

  • ゴール設定とアセスメントのためのABC

目標はAとB、セット!

Aに伴ってBが出る、という行動目標・ニーズ

ねらいによってAとPが入れ替わったりもするので、A―Bセット大事

行動目標のニーズを分解、翻訳してABセットを決める。

「貸して」、と言われたら(A)言葉で返す(B)、とか。

環境設定。ABセットが起きやすいように。

Bだけ期待すること多いかもな…

掃除してほしい!とか。Aがない。

プロンプトなしでA→B出るかを観察

C(強化子・結果)のポイント:すぐにだす。色んなものを出す。(効果がだんだん薄まるので…)一貫する。自分の強化子探索も、更新大事かもね。

 

  • 分析のためのABC

ABCの理想と現実が違う場合。加害など周りが困っている場合。

調整する順番は?:環境→A→P→C

それでもだめならB(つまりA&Bset)を変える。

機能分析する。Bの代替行動を考える。それと共にCもかわる。

この場合どんなAかというと、探す、想定するA

プリントを勉強しやすくするのは環境調整かなぁ。本来してほしい行動に近づくバイパス。

誰がしてほしい行動?ってのが大事な気はするけど。

 

 

本に戻りまして。

・あえて気をきかせない!

おかしをどうぞってあげるときも

「ちょうだい」っていうきっかけづくり

マンドトレーニング。(要求の言葉のことをマンドというらしい。demandと似てる・・・

https://quizlet.com/687799529/mand-trainingdemand-fading-flash-cards/

command mandate mandatory reccomed remand

 

これはインドっぽいかも(!?)

待ってたら動かない

・実況中継する

子どもの気持ちを代弁。滑り台の上に着いたら「たかい^^」「たかいだよ」というと「だよ」、までまねてしまうことがある(Autisticの子)なので、子どもがそのまま真似していい言葉でいう。

親の行動も実況中継しながらいう。

これ外国語学習でも使えるかも。在宅勤務で静かすぎる時もwひとりごとw

どんな?とか、2語で返したり、少しずつ1語→2語→3語と加えていく。つぶやきプロンプト。マイク作戦。

・散歩:共同注視を養う

抱っこ欲しい→10だっこするね、と終わりを決める

・料理!で見につく力:模倣、段取り、社会性、感覚的な言葉の獲得、あいまいな概念の理解。安全は大事だけど。

食べることが強化子になる^^

数の概念。たまご3こ。1個割ったら残りは?

ソーセージ、ひとり3本ずつにしよう。3人分なら何こいる?

ある程度お腹が満たされてからやる。じゃないとトレーニングどころではない。

選択させる。だーいすきなものと、ちょっとすきなもの。ヨーグルト?ソーセージ?どっちがいい?

ソーセージ食べたい!と子どもの気持ちを代弁。

必ず笑顔で声をかける

笑顔大事だな。カルチャー。

わざとスプーン出さない。スプーン欲しいときなんていうかな?

かんしゃくになっちゃったら、ごめん~わすれちゃったーと明るくあやまる

オウム返しが激しい時。

スプーン欲しいときなんていうかな?(待たずに)スプーンちょうだい!(強調して言う)

本来発してほしいスプーン頂戴だけを繰り返してもらいやすい声掛けの仕方。

視覚が入りやすい場合は会話文を吹き出しに書くといい。

食事はリラックスしてコミュニケーションを楽しむのにいい時間、とな。

形容詞は声の演出!反対の形容詞を瀬戸で。

疑問文(疑問詞)に慣れることの大切さ

会話は問いと答えで成り立っている。ただただ単語を連呼しているとオウム返しを強化してしまった…それは辛いかも。

定型発達の子もオウム返しはとおるが、Autisticの子はオウム返しを脱するのに時間がかかる。対応を誤ると?オウム返しが抜けにくくなる

◆ABAを続ける鍵

(続けることは目標なのかしら)

・長期目標を持つ

・自己肯定感をそだてる(おてつだい⇒ありがと)

・経験は宝^^

・エージェントの技を借りながら療育は夫婦などで協力

・きょうだいじへの配慮

発達障害のある子はきょうだいじにかかわりをもたれることを好まないことも多いができるだけ一緒に遊べるように…そうなんだ?数カ月たって現れる効果、とな

・がんばりノート⇒日頃書き留めておいて、親戚や保育園などでもほめてもらう。

★ひとの行動は個と環境の相互作用ってABAだな。たしかに。

 

家の仕事も先生の仕事もいまのわたしのしごとも?褒められることが少ないかもねぇ

自分を褒めほめ。

スキンシップな~自分からとるのだいじだね。

いま向こうからばっかりきまくっている。

 

いじめがおこったとき。

いじめている子Bに、いじめられている子C。Cがこまったとき、Bさん、助けてあげてくれる?と。

 

・発声のコンサル

強化子。がんばってるね。上手に口を開けられたね。だいじょうぶ、いえるよ!

具体的だ~ セラピストがしつこいと、ちょっと頑張ったほうが得やと子どもが思う?

子どもは発声したかったのかしらー発声できることによって人に伝えられるメリットはあるけども。

・いらいらするのはイライラ虫がいるんだ~付き合い方を考えてみよう。もやもやするのはもやもやむしがいるんだ~。いてもいいよね。

自閉症の生徒が親と教師に知ってほしいこと』(エレンノットボム)

にある、自閉症の子のことば「僕は人に伝えることができる以上にものを感じられる。いちばん感じるのは、あなたが『ぼくにできる』と思っているかどうかだ」

しみるうう。

 

「おわりに」がけっこうしみるかも。

ABAで子どもが変わる!というと、そのままのその子じゃだめなの?と

でも社会で生きていくために…

ってなるとやっぱ多数派の解体も必要っていうこのあいだのニューロダイバーシティの話になるよな。

ABAだけでもダメなんだろうな。ABAなしもだめだけど。納税者になれるよと。。

 

参考文献が幅広い。

 

★ほめる回数の目標は

1日30-50回!すごい。ずっと一緒にいればできるのか…

ほめるきっかけをつくる⇒A(お願いして)B(できた)

エレベーターでボタン押して⇒おした

おせた!じょうず!ありがとう。

おせた~^^とにこにこすることも強化子になる

 

・p54 スキンシップやあそびの技

スキンシップ⇒アイコンタクト⇒共同注視⇒まねる

アイコンタクトや共同注視もほんとにいいのか論があると悩ましいな。。。

すきだよ、とハグすることは、好きだと思えないときに親側の心をほぐす効果もある…

スキンシップ、さいしょは嫌がるけど慣れてすきになっていくこともあるとな。見極め難しそう…

オーバーリアクション大事。

・アイコンタクトのコツ

A.おやつやお菓子を渡すときに目が合ってから渡す。なかなか合わない時は、自分の目の近くにおやつを置いてみる。

B.近くで名前を呼ぶ。目を見てくれたらみてくれた~!と。

C.目が合うまで待つ。アイコンタクトできたら喜ぶ。うれしい。にこにこ。

・共同注視のための身近な宝探し

近くにクッキーを置いといて、あ、クッキーがあるよ~Cはなんだろう。あったねぇー!食べるとか。

相手が何に関心をもっているのかを理解する練習‥追視;子どもの目の前に指を置いて、注目してほしい動物などの方へ指を動かす

サリバン先生、ヘレンケラーに一貫して指導したのでヘレンも変わってきたかぁ。(ABAではこどもが療育の指導者に従う姿勢のことをコンプライアンスという)そのまま置いといたら困るのは本人。それはそうねぇ。バランスなのかもな。ABA.本人と周りが楽になるといいな。

成功体験で〆る。大事。今の組織ではどうだろう。あんまり自分をほめてあげられてない?ときがある?ちゃんとよかったことも思い出さないとな。

繰り返すこと自体は大事。あんまり繰り返させすぎると合ってなかったら可哀そうな気はするが‥

定型の子は少しずつ伸びるけど自閉っこはできなかったことが急に全部覚えられたり、いきなりできたりすることがある!!それはおもしろい。外国語学習もそういうことあるよね。

ABAすごく効く子もいるし、そうでない子もいるのか。個人差…

・歌と手遊び(p.66)⇒模倣のちから&言葉の力がのびる

歌の絵本♪たいことんとん。とか。

難しい時背後からプロンプト。

 

 

姿勢を褒めた30秒後にもキープできてたら、さらに褒める

 

無理させない、働きかけないことと可能性…

子どもは可塑的だもんな。可能性を信じて前向きな気持ちで関わる。それは無理させるとは別だな。

 

★これは別のところできいたお話ですが

三項関係をつくる。相手の好きなものに興味を持つ。2項よりいいバランスになりそう。

 

◆問題行動への対応7つ

(1)代替行動を提示し適切な行動に導く

問題と思うのはBなのよな。環境、Aを変える

機能分析としては要求、回避、注目欲求、感覚刺激の4パターン

人を叩く代わりに、叩くものを別のもの(たいことか)にするとか。問題と思うBと同時にできないことを。水道の水を出す止める繰り返す→ボール投げとか。結構違う行動でもいいのね。

そして、できたら強化する。私の強化子さいきんなんだろうな?

癇癪⇒こどもによりそって、呼吸に合わせてからだをとんとん。もう片方の手の指で子どもの目の前に数字を示して1,2,3と数えると、数に意識が向いてクールダウンできる。子どもによってはひとりになったほうがいい子もいる。

癇癪は自己表現でもある。ことばにできるといい・・・のだろうか。それは定型の規範の気もするが、選択肢が加算されるのはいいか、、要求ちょうだい、拒否いや、注目みてみて!など。機能と同じだね。

(2)あえてスルー、相手が諦めてできたときにほめる。スルーしすぎは傷つくからバランス要るけど…。おこるとき。くやしかったね、と共感してほしい。癇癪そのものは無視しても、気持ちには寄り添う!

(3)ごほうびを設定して交渉

うーん、ごほうび先の方が安心して頑張れるケースもあるかもだけど。ASDだとちがうのかな。

言葉の順番も大事。

アイスあげるから静かにしてね、はNG

静かに10分読書できたら、アイス食べようね。はOK。強化子を後にするいい方。うまくいかないときは、サンドイッチ!ごほうび⇒やること⇒ごほうび

これいいな。サンドイッチ。

(4)選択肢を示す

選択肢でコントロールしてる面が気になるけど。その他を入れるの大事だと思う…

コツは、最初はトークン1個とかでもすぐに強化子を出すこと。するとメリットが理解できる。お店のポイントカードも貯まるまでに時間かかると貯める意欲あんまりわかないかもw

1歳なら1分、3歳なら3分がマックス

頻繁にやると効かない。あくまでもクールダウンのため。背後からひじをおさえるってのもあるのか。。けっこう身体拘束やん。。

  • ペナルティ

なかなか高度な技な気がする。。事前に警告する。物を投げまくる子。観察して、テレビをめちゃ見ている⇒物を投げたらテレビ1分消すよ。

ぎゃーーとなったけど1分だけなので何とかがまんできる。だんだん物を投げなくなったとな~

これだけではだめで、言葉で伝えるとか親子関係の変化も必要‥

◆ことばかけ

命令形を避ける

1イントラバーバル。むかしむかし⇒あるところに。あかしんごうは?→とまれ

トイレの電気は?→けす

2~したかなー?の疑問形

トイレの電気どうするんだっけー?

3つぶやき

トイレの電気を消さない人はおやつなしだけどいいのかな~

4~してくださーい、でやわらげる

5LETS ~しよう!

6断定 ~しまーす

子どもによっては叱っているように感じちゃう

7非言語。かたとんとんして靴を見たり指をさしたりして靴揃えることをわかる。えがおで^^

色んな手立て試す。