20231223NDとABAのダイアローグ その建設的な未来
興味ありすぎるテーマーー!!
https://rc-west-doshisha.jp/2023.html#top4
場所:Zoom(後日、録画をオンデマンド配信) 見れるかな
【公開講座】一般社団法人日本行動分析学会・同志社大学実証に基づく 心理・社会的トリートメント(WEST)研究センター <共催>
見逃し配信あり!!ありがたい。
ある人のサマリを見て思ったことのメモ。
◆登壇者
村中直人さん Neuro Diversity at Work
佐々木銀河さん 筑波大学
熊仁美さん ADDS
モデレーター 武藤崇さん 同志社
◆テーマ
1)村中直人:シン・ニューロダイバーシティ ~メッセージを読み解く
2)佐々木銀河:ニューロダイバーシティ運動から みた応用行動分析(ABA)の動向
3)熊仁美:日本におけるABA支援の「実際」 ~早期発達支援の現場から
4)座談会:村中✕佐々木✕熊(モデレータ:武藤)
5)質疑応答
◆メモ
村中直人さん Neuro Diversity at Work
シン・ニューロダイバーシティ ~メッセージを読み解く
NDの?発祥は成人Autistic者が、インターネット上での交流、共感からうまれた。
へー!ネット上で。
1998年ごろ。オーストラリアの社会学者Judy Singerが1999年に論文発表。
やっぱ社会学者やるぅ!笑 もう、20年以上経つんだね。
・狭義のND マイノリティの人権擁護を求める社会運動としてのND
・広義のND:人間を理解する眼差しのパラダイムとして。マジョリティ自認をふくむ。
私は広義のイメージでとらえてた。
LGBT→SOGIみたいな
NDに関する誤解(誤解っていう言葉ってパワーワードかも)
発達障害の言いかえではない。「正常」の拡大解釈ではない。
正常とは‥‥
人間を理解する眼差しっていいね。
珍しいサルを多様性のある猿とは言わないが、特性のある人を多様性のある人と呼ぶ奇妙さ。そもそも特性っていうのも「普通」があるから出てくる概念のような
異性愛、みたいにそのワード自体が=普通っていう意味じゃないのいいよな
定型、っていうのがもう、「ふつう」性をおびているというか
自民族中心主義ならぬ自神経中心主義(Neuro-centrism)の罠
Neuro centrismおもしろいことば
「ノーマの幻想」の話はNDを考えるうえで示唆深い。
https://newspicks.com/topics/neurodiversity/posts/1
村上さんの記事出てきた。
平均的な人は実はいない。だからみんな孤独なのかも。
2)佐々木銀河:ニューロダイバーシティ運動から みた応用行動分析(ABA)の動向
ABA批判に関する国外動向
ABA批判がちゃんとあることに安心した…
ポリシー??に記載される「ABAに対する支援」項目は削除された。幅広い支援アプローチをうけいれるものとしての改訂。ND運動者の中では、ABA批判の後押しとして活気ついている(米国医師会代議員会)
委員会による当事者へのヒアリングでABA批判があげられ、国連権利条約や人権に沿っていないと報告。その後はABA専門家へのヒアリング。提起された対応策も起案(アイルランド障害問題委員会)
JRCにおける電気ショックを利用した装置に関する事件・論争(国際鼓動分析学会)
SNS上でのABAやPBSへの批判や署名運動(PBSも批判あるんだね)
ABAは「自閉症転換療法」であり、自分の特徴をマスクする必要を求めるものでありABAを禁止すべきという主張(SNS)
ABA批判を強めるデータ
ABAとPTSDの関連性を調査。ABAをうけた回答者の46%がPTSDの診断基準を満たした!?(kupferstein(2018)
Kupferstein研究への疑義。確証性バイアスの影響、質問が誘導的ではないか、ほかの変数の制御など。せいぜいゆるやかな相関を言えても因果は言えないのでは(Leaf et al 2018)
海外の動向から学ぶことと疑うこと
「声の大きい人」の意見が強くなってしまう問題。これは社内でも感じる…
「声をあげられる人」が「声を上げられない人」の経験を代弁することは困難。
そうだよねぇ。そしてコミュニケーション系だとやっぱ声上げるのが難しい人が多いわけで。
センセーショナルな言葉に飛びつく人間の傾向
なぜ、より、どんな研究か、に関心が払われがち。
何が批判されているか
過去の歴史(ロヴァースの早期集中介入、電気ショック)
強化子に対する誤解(外発的動機付け概念との混同)これは気になるどういうことだろう??
使用する言語(治療的性質のある言葉、治療、トレーニングなど)
選定される標的行動の自閉性(アイコンタクト、コンプラ、常同行動など)
標的行動を選択するプロセスと本人以外のh都による社会的妥当性の評価(具体が分からん)
Graber&Graber(2023)のアナロジーから。減算的アプローチから加算的アプローチへ
関西弁話者が東京に行ったときに、標準語も話せるように、という考え。
わかるー!
自閉症者が定型発達集団に入る時(それもそんな二元論かいな?と思うけど)、「常同行動をやめる(減算)ではなく、「他の行動も使える」(加算)
*外から見ると意図がわからない、繰り返しおこなわれる行動のことを「常同行動」といいます。 例としては、体をゆする、手をたたく、手をひらひらさせる、同じ場所をうろうろする、無意識的に頭を振る、爪を噛むなどが挙げられます。 常同行動は誰にでも現れる可能性があり、ストレスや不安感によって引き起こされることもあります。 By コペルプラスhttps://copelplus.copel.co.jp/column/2307_10/#:~:text=%E5%A4%96%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%81%A8%E6%84%8F%E5%9B%B3,%E5%BC%95%E3%81%8D%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
多様性を尊重する行動分析の実践とは???
本人の変化を最小限にした機能的行動の実現(望月,1989)
そうね。変化=善 みたいなプレッシャー感じる時あるけど
変われ!お前がおかしいんだ!変われ!ってきついよ。
「般化しないのはいい知らせ」 逆説的!
行動的QOL
体罰への声明
周囲を対象にした行動的介入
Autistic spectrum conditionなどのような用語の使用
本人中心の支援目標の選定と好みの評価
当事者コミュニティを意識した研究活動
やっぱこういうの外国人支援と似てる
Hmmm 一方で、登壇者、ABAやっているひとたち。
これを教えてくれたひとも、
ABAについて学ぶともやもや解消されるかも
新たなモヤモヤがでるかも><笑
とおっしゃっていた~
そうなのかぁ… 勉強不足なのは間違いない
ので、深めてみたい感じはある
自分の納得感のためにっ
知らないのに批判するのはよくないね
ちゃんと本読もうっ
熊仁美さん ADDS
熊仁美:日本におけるABA支援の「実際」 ~早期発達支援の現場から
◆主な論点
・ABA実施の仕方の問題(罰を使った介入)そんなのあるんだ!?それはやり方の問題かもABA自体が問題っていうより…
・介入目的の問題(当事者利益でなく他者に受け入れられるようになる、という考え方)
・介入の対象の問題(自閉性のある行動=悪いものとして扱っている)
a.実施の仕方の問題
虐待防止と対応の整備が進んでいる。行動形成を考えるうえで虐待に相当するアプローチを禁止。身体拘束における切迫性、代替性、一時性の三要件を満たせる場面はほとんどない(?)
職員向けにガイドラインを作る(例 アイコンタクトの指導の指針など)
ADDSでの初級セラピストの運用
https://adds.or.jp/therapists/
1年ごとの更新なのか~~
現場で勉強するほうがいいかもね1年やってみるとかはありかもなー
ABAの非専門家に向けた研究(気になる)
文化や倫理の共有、ポジティブな行動支援の徹底、SVの支援を仕組み化(事例検討会、SV相談会での発表)
アウトカムの問題
発達検査の尺度もいいけど、ウェルビーイングの指標も!!