Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

泥のように浸るとき

昨日の夕方からなんだか頭痛がして、
18時ごろから泥のように眠る。
海底に沈んだような。

 

オシゴト的には休みモードだったのかもしれないけれど、
やはりこの半年くらい、ちゃんと身体と心の声を聴けていなかったかも。。
らせんのように、また、ちゃんと聴いて~!
と身体さんが声をかけてくれました…

 

眠っていたら涙がでてきた。
あーやっと出てきたよーって感じ。
ごめんねぇまた無理させて、という。

 

なんだかんだ、身体ちゃんと休ませないと、
色々あがいても効果が薄いのだよねぇ、
それを忘れたり思い出したり。
徹底的に自分を甘やかすことの大切さを。
必要なことはいつも必要なタイミングで与えられてきたのだ。

 

秋ぐらいからおしごとご一緒できるといいなぁと思っていた会社さんから
しばらくお返事がなく^_^;
お忙しいのだろうなという予想はありつつ、
"これ逃したら怖い"みたいな気持ちも自分の中にはあったりして
それは自然なことなんだけど

でも本当は、一回そこも手放してみることが大事で
今これが起こってるんだろうなという気もする。
もっとよいものが、あるいはもっと良い形で、
よりよりタイミングで来るのだろうね。

 

記録をしておくことはすごく大事だなと思う。
ふとしたタイミングで、あのときこんなこと考えてたんだな、と思い出せる。
はてなさんから時々通知来たりして。

 

前のクライシスは脱インドだったと思うけど、
それぞれの時にいろいろと学ばせてもらっているのだよねぇ。

今回は、パートナーが寄り添ってくれている感とか、
いい意味でパートナーに期待しすぎずに、ほっこりと一緒に居られている感が、
ほんとにありがたい感じがする。

 

恩師にメールしたらこんなリプライが。
It sounds like you had a rough experience. 
But if I know you, you’ll learn from it. 
Experience is the goal of living. 
Your next chapter will soon become clear.

ありがたしありがたし。


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少し前にフランソワポンポンさん(1855-1933)の回顧展に行った。
回顧展って、その人の生き方が垣間見られて、勇気をもらえる気がする。

 

ポンポンさん、なんとも可愛らしいおじいちゃま。

ブルゴーニュ、どんな風に育ったんだろう。
若かりし頃から動物彫刻に関心があったけれど、
当時はまだ動物彫刻が流行っていなくて、
人物彫刻が主流だったらしい。
ロダンの元で修行。
サントカトリーヌの殉死する女の彫刻は、
口元がわぁんとひらいていて、
目がほんのり柔らかく閉じていて、
安らかに見えた。

 

写実的な動物彫刻の時代の中で、
ポンポンは写実すぎず、
なめらかな躍動感…動物の本質を彫刻に落とし込んだという。
それはロダンからの学びを生かしたのだとか。
それはつまり写真との違い…空間の中でひとつのボリュームをまとめ上げる動き、生命感
少し次の世代プランクーシさんは、もっと抽象化したタイプ。
ポンポンは、対象との感情的な交流を失わず、感情とフォルムを抑制しながら本質に迫ろうとした。
(感情とフォルムを抑制するって説明に書いてたけど、う~ん。どういうこと!?)
同時代のアート史を振りかえると、
マティスが写実からアートを解放したとき。(緑の筋のあるマティス夫人)

アールデコ(1910-40)の影響もうけていて、
幾何学や力強さもミックスされているという。
エジプトの古代美術(ルーブルで触れていたらしい)単純化された動物表現と精神性
アジア、日本の影響も…日本の動物型香炉・工芸品…パティナは日本風のブロンズ色付。
ブロンズに色つけられるのすごい。雨の日みたいなモザイクのような…

 

ポンポンは渾身の作品が国に買い取ってもらえなかったり色々あり、
いったんロダンから卒業して、
51歳で動物彫刻を始めて、67歳でしろくまが認められて、
78歳で亡くなったという。
それまでの学びも無駄ではなく、かつ、
ここぞという時に、何か手放すこともしてたんだろうなという気がする。

 

はて、私は誰から学んだ何をどこに、次、いかしていくんだろう?
ふと心に浮かぶのは、
マニラやデリーで組織を切り盛りしたり自分で商いをしたりな、
パワフルだけど時に繊細なかっこいい女性たち、かなぁ。

 

羽をむしられて駆け回る雄鶏のスケッチは、
すごく躍動的で、なんだか手塚治虫火の鳥を思い出した。

動物彫刻に魅せられたのは、
ある朝、ガチョウの輪郭の滑らかさに惹かれたから、だったらしい。
川の流れに抗わずスイスイ水に乗っていくカルガモちゃんに、
最近の私は魅せられているよ。

ヒルちゃんの彫刻もあった。
なでなで愛でたくなる丸み。
立体だからこその光と影

むぐっと首をすぼめている鳥も可愛らしい。
つるっとした作品も、ざらっとした作品も。

しかし動くものをデッサンするってすごいな…
来た、この姿勢!と思った時に描くのかな…
忍耐力要りそう。


はてさて、どう書き終わったらいいか分からなくなってきたけど…^^;
自分の身体も含めた、動物、植物、いきもの・・・地球の声をきこう、
ということかな!