バリ島の、ルジャン という踊りをみた。
癒やされる 見てるだけで。
ヤシの葉のぼうし
金色の布を、上半身にまきまき
牛皮の首飾り。
聖なる牛を殺す、のではなく、
身につけるから、プラスな意味合いなのだとか。
日常生活のうごきから
神にささげる
盛りもりしない
目覚めて伸びをする動きや
ヤモリをかたどった動き
頭に供え物を乗せるから
バランスとるのに、首揺れる。自然。
癒やされる 見てるだけで。
バリには沖縄と近い言葉もあるそうな。
時々サンスクリット語とも、似てる気がする。
ヒンドゥー教だったインドネシアに、
16世紀、イスラムが入り。
その中でもヒンドゥー教を守ったバリの民。
アヌマヒンドゥという、土着宗教と融合したヒンドゥーらしい。1200年も前から。
オランダ領東インド時代から、日本に占領されたのは、オランダから救われたという味方で、インドネシア人の対日感情は概ね肯定的ときく。
占領したのに…?
天に善の神、地に悪の神
どちらも排除しない。
白と黒の布地は、2面のバランスというフィロソフィ。
ヴィシュヌは黒、好きなのはキンマ
鷲に乗るシヴァのミックスカラー、タバコを愛でる。
ブラフマーの赤、石灰lover
西の黄色、東の白、イスワラ、ishwal
お供え物はそんなカラー配置。
お寺に行くときは、黄色と白を纏って。神聖な色。
om swa sty astu.
彩りのインドネシア。
見てるだけで癒やされる、バリ舞踊、ルジャン。
なんのために生きてるかって、
意味なんてないのなら、
結局のところ、
美しいものを美しいと感じるためなのだろう。
モンゴルの旅メイトのひとりは、
人生で大事なことは何?ときくと、
美しくあること。
と即答した。
MACのチリというリップが似合うlady girl.
それは表面的な美しさではなくて、
美意識のはなし。
帰国してからも、なぜか毎日よぎる。
美、というキーワード。
見てるだけで癒やされる、
美しいものとは、そういうこと。