Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

五島(ながさき)への旅 3 ひとりの人間の中にも、多様性

二日目。
ありがたいことに、どうきの職場にけんがくにおじゃまする。同じ組織なんだけど違う立ち位置の仕事って勉強になる。そっか、こういう問い合わせくるのか、とか。こういう案件けっこう時間とるのか、とか。報告書の書き方の説明もわかりにくいけど、根本的には報告書の活用の方向性が伝わってないよな、とか。報告を求める側も試行錯誤だから、かもだけど(´・_・`)

午後ふらりとおさんぽ。スーパーにいく。旅先でその地の日常を垣間見られるのってスーパーだと思うので、いろんなスーパーにいくのが好き。人の腕より大きい魚も、まるっと売っている。
意外と輸入の魚も売っている。
野菜は長崎市のほうからも来てるみたい。

ふらっと、お堀のなかにある図書館へ。こぢんまりだけど、移動図書館の車が愛らしく、畳のスペースがゆったりとしている。

郷土コーナーで、遠藤周作に惹かれる。彼は、出身は東京で、育ちは関西なんだけど、沈黙という作品を書くときに長崎を訪れたらしい。キリスト教にまつわるお話だしね。
沈黙は、私をガンジス川へ引き寄せた作品で、このタイミングでの再会にご縁を感じる。
五島の自然がなぜかバラナシを思い出させる。ガンジスのほとりのホテル。朝のチャイとトースト。ハンモックに揺られながら、ただ風を感じた時間。
遠藤さんのお気楽系の本を開く。
沈黙は、人間の弱さを描いたらしい。
劣等感、コンプレックスこそがその人間のチャームポイント、個性、つよみになる、と。
いまのわたしの場合は?
焦燥感や切迫感のおかげで、進むエネルギーにはなってるかも。
優柔不断モードだけど、真剣に選ぼうとしてる、、かな。我慢強いのかも。とどまっていられているから。

ツイてない時のかまえかた、
も書いていた。
1、ツイてる人に会ってエネルギーにふれる
:そやなーそれだいじやな!
2、知識と友人を蓄える
:チャンスに備えましょう
それは大分で少しずつ、していたかもしれない。がんばったね。笑
3、視点を変えて、逆にいうと良い面をとらえる
:こんなに自分のことで悩めるってありがたいかも。大学受験のときもそんな気がした。自分のためにこんなに勉強できてありがたい。そして、ほんとは、自分をいかして、社会に何を還せるか。自分がワクワクできることをすることが、いちばんきらきらした還元になるはず。自分が満たされると、私というカップはほかの人のカップに注ぐ管もつながってるから、ほかの人も満たされていく。
遠藤さんの生き方でおもしろいのは、彼自身の中の多様性。作品もシリアスとお気楽のふりこがすごい。
物書きだけじゃなくて素人劇団もされてて。
本当にやりたいことは!?
なんて、力んでなくて、おもしろそうとおもったこと、どんどんやる。どうきも、かなりいろんなことに首つっこんでておもしろい。
わたしも割とそーいうタイプやん。仕事以外の活動は。
仕事に対して、自分でプレッシャーかけすぎなんかな。
多色刷りの人生がいいやん。embrace n cherish diversity in my own life やわ。

このところ繰り返し感じてたのは、
ピン!という確信的な直感がほしいのに、きてない、ということ。
枠を外してワクワクだ、ワクワクに進めばいいのだって、わかってるのに。
ワクワクさんと一緒にいられてない自分に自己嫌悪。
わたしが考えすぎてるのか、
まだ、かみさまが用意してくださっている時、場は少し後なのか。
でも、たぶん焦らなくてよくて。
焦ったりもどかしかったり不安になったりするけど、
その感情、感受性を味わって、
手放せばよい。


いまここにいるって意味はなんだろう?
何を学ばせてもらってるんだろう?
傲慢さがぬけない。
ほかのひとのもやもやを想像して受け止められるようになること?
自分とむきあうため?

そんなぐるぐる。
遠藤さんや、未来のわたしや、昔のわたしがみたら、なんていうかな。笑
素晴らしいところにいく。それは決まっている。いまの場所にも素敵なことがおこる、あるいはおこっている。

夜は、教会でバイオリンのコンサートがあった。
生の音楽、好きだったわ、私。
久しぶりだ。
教会群の世界遺産登録に向けて、島の曲を島に滞在してつくってるらしい。弦楽器ってこんなに力強くドラマチックにもなり、やさしくもなり、やったんやな。さまざまな顔。

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五島のまちにはたくさんの椿がある。椿オイル製品も。


夜、お魚たらふくたべる。
さしみ、なんばん、
雑炊のだしがおいしすぎる。