Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

N女じゃない?

N女とは?
はいすぺっくで非営利セクターで働く人
そして、
成果をあげようとしてる人
という意味あいで書いてるようだった。

ソーシャルセクターに足を踏み入れた20/30代の考え方や、これからどこいくか具体例を見たくて読んだ。


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わたしは登場した人たちほどバリバリしてないなーと思った。
ただ気楽に楽しく生きたいだけ。
インタビューのまとめとして、特に鋭い考察は見受けられず、ちょっとがっかり。
だけど、事例が各章3人ほどのってるのは参考になった。


気になった、響いたことメモ

●難民を支援したいというより、ただかれらに係わりたい
うん、共感。
支援とか福祉とかいう言葉は上下関係が強い気がして苦手だ。
実際、支援する側に権力はあるし、そこに意識を向けるのは大事だけど。
でも本当は、支援を受ける方が勇気がいるし、
強いと思う。
支援したいとか助けたいとかじゃなくて、
自分も息のしやすい社会であってほしい。
ある章のタイトルが、私たちに居場所はあるのか?だったのだけど、支援者ぽい立ち位置にいる人だって本当は当事者だ。
そういう意味で、ビッグイシューの方が、
販売者の方とフラットに、ドライ目に関係性を築いている様子は読んでて心地よい。

⚫ビジネス寄りのソーシャルセクターは企業と競合するし、福祉/対人支援系は補助金がいるし
せっかくソーシャルセクターが誕生したのに結局二極化なのか?
クライアントの経済力の程度と、
クライアントから取れないときの資金調達方法と。
民間企業として、民間からの委託6、公共からの委託4で、がんばっている会社の話をさいきんきき。
公共に対して強気で予算の必要性を吹き込み、仕込んでいけるのは素敵。

コモンビートさんは、理念とか使命とかカチカチしすぎてなくて、緩やかに楽しい気持ちが集まってて素敵だと思った。
つまるところ楽しく生きたいもの。

⚫複数のインタビュイーが、
縁を大事にしたり、心の赴くことを大事にしたり。明日死んでも後悔しない生き方を重視しているようだった。
そこは親近感。
働かない期間を豊かな経験と見る社会か、ブランクと見る社会か。日本も前者にシフトすればよいのにー

今日もわくわくする出会いがありますように。