Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

引きこもりぎみGW、旅の本を読む。旅の効用とは?世界の広さを知れば心が自由になる^^

『旅の効用』人はなぜ移動するのか 単行本 – 2020/1/24
Per J. Andersson (原名), ペール アンデション (著), 畔上 司 (翻訳)

タイトルを見て、これは私のために書いてくださったんですか!

と思った。

読んでみたら、うーん。仲間!という気持ち。

著者さんの旅の経験にあわせて、旅人とはどんな人で、どのように扱われてきたのか、という社会学/文化人類学的な考察もありつつ、旅自体の性質の変化、旅で何が変わるのか、、、他の旅ルポについての考察もあり、旅した地域の歴史・地理の話もあり、、もりだくさん。固有名詞もたっぷり。著者さんがインド好きなのも惹かれた。この作品の次の本はインド旅行記らしい… 

アマゾンで調べると、中国語版が出ている。日本語版はまだなのかしら。ってか英語版なぜ売ってない!?

New Delhi-Boras (Chinese Edition)

色々あってまとまりきっていない感もあるけど、じわじわくる本だった。

まとまってない感は私も同じだ…笑

 

P8.
旅に出れば自分の地元集団が抱いている過大な自尊心が抑制される。
大事なのは、時間をかけて現実と接触すること。
戦争から逃げるための旅、自慢のための旅、旅ができない人…国境…

旅は仕事から遠ざかり、人生に意義を求める日々の闘いから距離を取る方法(方法のひとつ、かもね)

 

p31
冬と夏の間、プシュカルでラクダ売るんだ!

ラクダ、一気に水を飲める。塩分不足に苦しむこともない。すごいね…!糞が乾燥してて燃料に。 尿がどろっと…どんなや

遊牧民と定住農民はもめるらしい
なぜ。嫉妬?遣うから脅威に感じる?
エバの子どもたち、カインとアベル
カインは定住農業。アベルは羊飼い。主のための捧げ物、アベルのは喜ばれたがカインのは目もくれない(なんと…なぜ)
カインは嫉妬してアベルを殺す(・・;)

マフムードはヒンドゥーの町メーラト、マトゥラ、グワーリオル、ソームナートへ進撃、ヒンドゥーと仏教の支配者を征服。寺院を略奪。
中世期においてインド人の一群は、砂漠と農地の征服にはむかって西へ。

サンスクリット系の言葉を話し理解し合った(ヒンディ、パンジャブ、ラジャスタンなど)
エジプト、アンダルシア、クレタへ…アナトリアへ行く人も。
14世紀になると捕らえられ封建領主と修道院のもとで奴隷のような生活に(・・;)
さらに西へ逃げた人も。ストックホルムまで!
最初はスウェーデンでは宗教的にお遍路さんとおもわれたがだんだん敵視される。。
タタール人だと推察されタッタレと呼ばれた
Gypsyってエジプト人という意味なのね?放浪者が今後何者になるかわからない、と感じる定住者の不安。放浪者の不安は誤った評価をされること。

アメリカでは異なる評価
ネルスアンダーソン1889-1886
Vagabond, バム、ホーボー、トランプ色んな仕事、小屋で寝る、無賃乗車で旅 社会学者として放浪者の研究

ヒッピー
バックパッカー
放浪は貧者と社会の底辺の人の逃げ道だった行為が、富者が自ら選択する自由へ…
帰る家があるか、ないかのちがい。。『わたしに会うまでの1600キロ』
Californiaでは歩行者は社会的な出来損ないとみなされる…
シェリル・ストレイドの自伝。

放浪as a therapy

巡礼と放浪

 

P46
19&20Century
コスモポリタン=故郷をもたないひと
民族国家のない世界への憧れ1860年
スウェーデンやヨーロッパ諸国、国境通過を自由に。ドイツは民族主義
そして戦争へ(・・;)

1971スウェーデン、パスポートとビザをreintroduce. Other European countries as well.

てか、パスポートとかビザがなかった時代がほんの50年前にあったのね…

 

P57
Why can I feel peaceful without complaining, though everything can't go smoothly as planned? It's because we can find better way n experience another scene, eventually we can find the truth of the travel.Journey.Seventh sense 、あるよね
近づいて来る人がどんな人がわかる

あるある。オートリキシャどれに乗るか、感覚を研ぎ澄ませるとき。このドライバーはいい人そうだ。このひとはちょっとやめといたほうがいい。みたいなの。

 

P77
ジェニーディスキー
ちょっと強情
あっさりした関係を望みながらそうは行かない旅
ありがちな旅行記のの苦労話はないが何も起きないわけでもない
アメリカはかつて立派な鉄道の国だった。戦間期にクルマへ
タイヤ産業と石油産業に駆り立てられた

 

P90

ネパールのアンナプルナ山
Mumbaiのバイキュラとヴィクトリアターミナス駅の間のバザールの道…ちいな飲食店、

いろんな民族の人々イタリアだけどドイツに近いエリア…
イタリアなんて大嫌いの歌
サッソルンゴ連山
ガルデーナ渓谷、ファッサ渓谷。膨張主義の結果引かれた国境
アフリカもだけどヨーロッパもだな…
国境線と一致しない国々、言語

ヘンリー・デイヴィッド・ソローアメリカ)
足が動き始める瞬間、思考も流れ始める歩かないとね 止まるのもいいけどね。

 

ワンダーフォーゲルの起源
1896
ヘルマンホフマンフェルカーザム
男子校で教える、ベルリン
学生クラブ。ロマン主義論議。ハイキング。徒歩旅行は理想的な自由、冒険
文明化、工業化への疑義として…
Ww1で分裂
ユダヤシオニズムの青白というボーイスカウトと、反ユダヤ主義に…(・・;)
その後はイデオロギー薄まった。

 

P108
飛行機が安くなった 
1962年…スカンジナビア航空ストックホルムからバンコクまで一番安くて 5000クローネ 。今も同じ金額だけれど 、当時の5000円クローネは正社員の給料3ヶ月分

飛行機で外国に行けるのは一握りの金持ちだけだった

飛行機がエリート専用ではなくなるにつれて 世界は風船のようにゆっくりとだが確実に膨らんでいった

今までは想像するしかなかった 世界が色と形のある実態を帯びてきたのだ

異国はあまり 神秘ではなくなり 身近になってきた

休暇中に外国に出かける人の数は1950年には 世界で2500万人だった

つまり 欧米のエリート層であり 彼らの旅は 種々の面において 植民地主義の延長とみなされていた そう見られても不思議ではない 飛行機や列車 乗って外国に出かけていたわけで それは旅行会社のポスターや ハリウッド映画でシック と見られていた行動だった 下級層にとっては 外国旅行は ユートピアかまたは逃亡や 職探しのためであった

人混みに混じって過ごす 旅を意味していた

しかしそれは昔の話 1992年2001年 2008年に経済危機が訪れたが それでも外国旅行客は全体の上昇 カーブには乗っていた

2015年には全世界でのべ12億人が外国旅行したが これは1950年の48倍に相当する数である (でも同じ人が何回も 旅行している気もする)

現在 外国旅行者数が最多なのはアメリカやイギリス ドイツ人ではなく中国人である しかも支払う金額もとても多い とりわけ 日本 韓国 タイランド フィリピン マレーシアなど今のところ 中国人がトップだが インド人が急接近している典型的な旅行者はヨーロッパ人ではなくなり アジア人になるだろうから、外国旅行はヨーロッパの植民地主義の延長という非難もそのうち 口にされなくなるだろう

こうした旅行ブームの理由は 航空運賃が格段に安くなった結果 旅行が一般化していることにある。今や 西洋の中産階級だけが 飛行機を利用していると思う人はいないだろう

例えば スウェーデン人が外国旅行をする場合も それは一般市民であり 目的は 例えば自分の生まれ故郷にいる親戚を訪ねることだったりする

これは ジャンルとしては 民族旅行と呼ばれるもので だからこそ スウェーデンからイラクのアルビール イランの テヘラン エチオピアのアリスアベバ へ直行便が飛んでいるのだ(中東やアフリカにルーツあるんだ。)

飛行機のデメリット

市場の規制緩和 熾烈な競争 キャビンアテンダントの給与引き下げ そして飛行機の燃料費 節約の結果 多くの人々が地上ではなく空を旅するようになった。

空の旅は感覚を歪める

飛行機のマイナス効果音質効果ガスの排出

列車と飛行機で500km を動くとすると飛行機 1回分と電車53回分が同じである

飛行機だと160kg の CO2を排出するが 電車だと3kg

飛行機は私たちの世界観を歪めてしまう 実際の道を見ないし
フランスの小説家であり 飛行士であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ は今後人間がどういう風に進んでいくのか 予感していた。

彼は 何年かの単発の郵便期で 佐原 地中海 アンデス山脈を飛んだ

そうした行動していると人は現実から遊離していく

彼は自伝 『人間の土地』で書いている

上空を飛んでいると風が吹いている道 日常生活から離れ 直線距離 遥かな 土地への憧れを身につけてしまう

愛しい絆・心配を失ってしまい 心は遠方へと向かうようになる

(Hmm この人旅を肯定しているのか否定しているのかMIX感)

変化 願望 直線距離を飛ぶ 旅はインフラ 革命を招く

その結果 過去100年間で 私たちの行動様式をグローバル化した

単純に言えば 飛行機がもしいなかったら年間に十数億人も外国旅行することはなかっただろう
パイロット ゴーグルと革帽子を着用したパイオニア だった サン テグジュペリは飛行機が自分の近くにどういう影響を及ぼすか考えないわけにはいかなかった。宇宙の中で迷子になってしまった 。何が現実かわからなくなる。 スタンリーキューブリック2001年宇宙の旅に出てくる宇宙飛行士 デイヴィッド ボウマンのような感覚 一人でカプセル内に行って 頭が混乱し 2次元 に至る 光のトンネルの中を運ばれていく
私が、ちと新幹線好きじゃないのと似てるかも?

直線的で効率的な旅は面白くない、それはただの移動だ。哲学者アランドボトンは2004年の著書 『旅する哲学』の中でこう書いている。

私たちが目にしている光景と、頭の中の考えとは奇妙につながっている。壮大な思考を生み出すには、時には壮大な眺望、新たな考え 新たな場所が必要なのだ 思考にとって最良なのは 景色が穏やかなスピードで 過ぎ去ることだ

 

1979年にソ連アフガニスタンに侵攻し イランは同じ年に革命を起こした 。

その結果 インドに向かう際に 好んで用いられていた道 つまり ヒッピー 旅行者 たち の列車 バスルートは断ち切られてしまった。ソ連 もイランも別の結末を考えていたのだが結果的にはそうなってしまった 。それ以来 普通の人が外国に行こうとする時誰もが 飛行機を利用するようになった。

飛行機の恩恵も受けてはいるからなぁ。

 

第7章 亀のように カタツムリのように

目的地に至るまでの家庭が旅の重要な部分 なのだ 目標 目的地に集中しすぎると旅に満足できなくなる

本当にそう ヨガと同じ料理もそうかもね

日常の家事とか日常生活においても暇ができて 常に一つのことだけを行うようになれば日々の印象を落ち着いて記憶にとどめるようになるそうなれば ゆっくりとした生活を楽しめるようになる

本当にそうだね。。

急がば回れというのは ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスが速さは時には人間の欠点にもなりうるということを強調する時に発した言葉と言われている

また ベンヤミンは1980年に遺作として 刊行されたパリに関するパサージュロンの中で 19世紀には亀の首に綱をつけて散歩をするのがエレガントとされたという意味のことを書いている。 亀を買い、その遅さに付き合ってゆっくり散歩できるのは、時間を自由に使える 金持ちだけだったのだ 。

 

2009年  スロートラベル 宣言が発せられた。その趣旨は休暇を利用して自然思考のロマンティックな散歩をしていた19世紀の人たちの考え方と似ている?

飛行機に乗る前に じっくり考えてみよう もっとゆっくり 旅をしようではないか 道を探ろう あまりに有名な観光地は避けるようにしよう どこに行くにしてももっと長く滞在 しよう。一歩下がることで一歩前進

 

イタリアがベルルスコーニに幻惑されていた2005年、

アプリア地方は知事に共産党員を選んだ。

イタリア初の出来事でありそれ以降も例がない
ニッキヴェンドラは当選後共産党を離れ、いかにもイタリアらしく新しい党を作る…自由エコロジー党。
LGBTにも開放的だったのでカトリック系はびびる。新たな取り組み…自転車ツーリズム。工場が閉鎖された貧困地域に地元の企業を入れて新たな命を吹き込んだ。
いまここにいることをゆっくり楽しむ チーズ工場やワイン醸造のところをみたり。
自転車とカタツムリそれこそまさに旅の目的。
タツムリ 
チェーンホテルでなくBBに泊まってもらう。地元の工芸品や食べ物をたのしんでもらう。

 

人は遅かれ早かれ、絶えず新しい場所訪れようとはしなくなる。旅の体験をコレクションしようなどとはしなくなるのだ。
…私はまだ私は正直とびたくなってしまう…これはコレクションなんだろうかインスピレーションが欲しいいって感じはする。ジグソーパズル…何回も行くと見える
たしかに行った場所の多さを見せびらかしても仕方ない。著者の再訪したいところはギリシャナクソス島と、インドのMumbaiらしい

アシュタンガはリピートだねぇ。


インドは…デリーはまた行きたいかも?
でも行ったことない。エリアも行きたい。

What about Oita??
Revisiting is the consequence of the previous trip... make another discovery.

リピーターになるのは広い視野を持つこと、連続性を保つこと、維持すること
再三旅に出れば、通常は環境軽視と受け取られやすい(さすがスウェーデンの著者… 日本ではまだそこまで言われなさそう)
飛行機へ遠くへ行くほど排気ガスは増えるいちばんいいのは最寄りの場所に何回も行くこと、とな。

 

国交省によると、
環境負荷交通機関によって異なり、単位輸送量(人キロベース)当たりのCO2排出量を見ると、鉄道と比べて、バスは約2.7倍、航空は約6倍、自家用乗用車は約9倍の排出量である。
だそう。
んーでも新幹線よりバスのほうが好きだ…(・・;)

 

ケララ…観光と地元の暮らしを分断しない
学校の子にホテルの見学にきてもらう
民泊でローカルにお金を落とす
ホテルのゴミをリサイクル
太陽エネルギーを使うホテル

 

第9章
いったいなぜ、わたしたちは旅をするのか

安い旅=みじめではない
安旅のお陰で人々や文化に近づけたと思う、とな
それはある。
トマス・レクストレーム
なぜ私たちは旅をするのか
旅は私たちがホモ・サピエンスであることと関連がある
好奇心だ。
"無用な"知識を求めて努力…
ルーデンスのイメージ強かったけど。

政治的な旅、文学的な旅
旅先の事自体についての叙述から
旅自体や旅人の世界の見方、出逢った人の叙述へ

ずっと家に帰らないことをしたいわけでもないのよね
A couple I met in Yokohama loved their life at home and walking nearby n also traveling.

やることルーティンな生活になる…旅もプランに沿ったものが増える
私はもともとはどうかな。交通手段、宿、行きたいところのピックアップ
あとは流れに任せる
宿取らずに旅したのはラダックとケララくらいかも。
インドだったからその日に宿を取るのでもいけちゃう。

 

ヒッチハイクか〜
自分の恥を晒しどうにも鳴らず助けを求めているときに救いの手がくることはたしかにある
そして全然上手く流れないときももちろん。
新約聖書にもヒッチハイクはでてくる
現代ではアメリカにクルマが大量に走るようになって復活
1930不況でヒッチハイク増えた…不況で治安悪くならんかったのかな。ww2中はヒッチハイカーを乗せるのは愛国的とされた…政府がおすすめ…燃料節約して武器に使う(・・;)

人間どうしの寛大なであい…
ヒッチハイク終焉の研究…イギリスの社会学者、グレイムチェスターと、デイヴィス・スミス
犯罪減ったけどヒッチハイク危険という論説は増えた><
生活がよくなると普通の行動に対しても見方が狭くなる。持ってるお金が増えるほど心が狭くなる?!
ヒッチハイカー=クルマを持ってない人は危険とおもわれる 
でも統計的には見知らぬ人と乗る方が安全…レイプや殺人は身近なひとが犯人のケースの方が多い…
ファクトフルネスだな。

P193
西洋人は新たなことに取り組むのは得意たが、まだ使えるものやアイデアを歴史のゴミ箱に捨ててしまう。だから西洋を離れれば何かが起こる…新旧のことが同等に評価される
ヒンドゥーの儀式が今まで続いていることへの印象深さ…
フランスも古いもの大切にしてそうだけどな?人と話さなくなった虚無感を埋めるために人が多くいる古くて落ちぶれた地区を訪ねる…とな?
Hmm
人がめちゃ話しかけてくるインド。でもインド人エリートの友達は、レストラン向けに、オーダー取るアプリを売ってたりもする…それはインドではなくKL で売ってるけど。自国の保っている価値を自覚してるのかな?

グローバリゼーションは多くの文化的特徴を排斥してしまった。。

 

ノスタルジーの語源はギリシャ語。ノストス=帰郷 アルゴス=苦痛
1678年、スイスの医学生ヨハンネスホーファーが、病的なホームシックをノスタルジーと呼んだ

ウイーンの変化…
1930年代にはコスモポリタン的寛大さが消え、国粋主義的な不寛容へ…
ウイーンで暮らし文化の重要な役割を果たしていた18.5万人のユダヤ人…逃げたり強制収容所に送られたり(´;ω;`)
戦後、オーストリアホロコーストなかったことみたいにしてしまった@教科書

 

コーチンケララ)のチャイニーズフィッシング、観光客に見せるためのものになっている…ほんとうの今の暮らしではなく。ある意味博物館か?
生活が現代化するほど、休暇中は伝統への憧れがふくらむ…
まぁねえ。
ホントはもっと今の暮らしに昔からある優しいものを取り入れられたらいいんだけどな?
編み込むのだ。

 

チェルノブイリをきっかけにポルトガルへ避難したスウェーデン人…自給自足へ
似たようなこと日本でも起こってるような。

コルスティさん。
地球のどこにいてもうまくいく自信。確信。どこにいても落ち着いていられるし、どこにいても落ちついていられない。わかるかも。多動感。
コルスティはカメラマン、講座の指導、旅行ガイド長、料理人…いろいろしてる。
一応定住だけど実は遊牧民になったという自覚。いいねえ、
動き続けること、幸せだけど物悲しい。この気持ちを旅しない人には言わない。わかるぅ。


挑戦したかったのは肉体ではなく心の限界で、偏見を乗り越えたかった、とな
ルールも計画もないから破られることもない
まぁねぇ
方向性はある、かな。
不快さを受け容れる
求めているのは地元民との交流、それは間違いないでも色々調べてから行きがちだな私、とかに日本国内…ローカルになるほどそうかも…?
なんでだろ。日常に近くてすぐ終わって家で用事しようとしてる??

 

チャトウィン
旅のルポであり、博識のESSAYでもある。
パタゴニアのはらむ矛盾
パタゴニアの人々は国民ではなく多国籍の集合体なのだ
移民や逃亡者もいたが、その多くは外国にいるほうが生きやすい人たちだった。
ボードレールが「家の恐怖」とよんだ感情…
恐怖かぁ。ちと私の感覚とは違うかな?

 

旅で何を表現するか…?

彩り。かな。
てか、旅行記で何を表現する?という話かな。
ルポに、歴史のことと、その場でであった情景の微細な描写を織り合わせるとクール。退屈で小綺麗なパンフレットの文章とは違う。

 

第15章…人は旅で本当に変わるのか
どうだろ。変わるとも言えるし自分に帰るとも言えそう。
旅というか外国で住んで働くことは確実に人生を変えた。

旅は人を成熟させるという研究
共同で何かをしたがる、柔軟性を失う、ん、それは成熟なの?

2ヶ月以上の旅、留学をした子を対象にした模様
新しい見方、別な習慣を受け容れる、新たな体験に対してオープン、共感性、クリエイティブで精神が安定。人間は動くものだもの。中世の時代に巡礼を導入したとき、教会は定住農民にセラピーを提示したのだ。そしてそれはあまり大昔ではない時期に遊牧民がやってたことだ。

 

旅の遺伝子あるらしい…DRF4-7R
アメリカの進化生物学者ジャスティン・ガルシアによると、ぜんじんるいの2割が持ってる。
旅行熱だけでなく、idea, curiosity, eating, sexual desire etc.
ドーパミンはにゃ

ロンリー・プラネットの創業者、トニーウィラーは、旅は安ければ安いほど体験が豊富になるという。 公共交通機関とかね。旅は目的も意味も消える、ひとりになる時間
わかるう。

スウェーデンが安定してるから旅に出る、それはあるやろね。
なにか新しいことに近づく。


旅をすればするほど、各種の文化同士の共通点が相違点より多いと気づく 

 

徘徊病があったとな…
ブルジョアな人々@ベルエポック
不労所得で働かなくて良い
刺激がなさすぎてそこから逃亡する旅?故郷に適応できないから旅が心の悲しみに効く薬になっている
まぁそういう人は一定いる。でも、知識欲、世界を見たくて高齢まで旅に出る人もいる。

憎悪に発展する可能性のある不安の九割は見知らぬことへの無知、故郷以外の世界を知らない経験不足が原因
それは同意かも。
でも見ても先入観と答え合わせてしまうこともあるかなぁ。

p312

デンマークフィンランドの公共放送報道局は、2014年に、「事件および争い」についての報道を少なめにする決定。そのかわりに緩慢だが重要な世界的変化をいままでより多く伝えようとした。危機は即座に訪れるが、改善はゆっくり訪れる。よきことはカタツムリのごとくすすむ、、、だもんねぇ。果報は寝て待とう。新聞で記されていないことは何か。カナダの心理学者マーク・トラスラーとスチュアート・ソロカの研究ネットニュースで政治関連記事を見ている間の目の動き…ポジな記事から目をそらして汚職や詐欺などネガなニュースを見ていた。しかし実験対象者に、マスコミについてどう思う?どんなニュースを読みたい?と聞くと、マスコミはネガなニュースに集中しすぎているが、私たちはポジなニュースが読みたいと言った!なんと!意思と行動が異なっている。でもこれたぶん無意識だよね。私はどうかな。TVないけど・・・ネットニュース、ネガのほうが見ているかもね?なんか、リスクを抑えておかないとみたいな感じなのかな。旅に出るとそういうネガへの偏りが中和される。そうそう。だからわたし,Sweetな面を伝えたいのかもね、インドの。ネガばっかり目がいきがち。記事にならない日常。

 

ムンバイ・ダラビのスラムツアーにいったとな!洗濯場は行ったけれども私、昔。みんな生活してる。レストランも。印刷所も。弁護士も銀行もある。そのツアーはスラムの中の学校の運営のためにやっている。スラムを訪問すれば思いやりと理解が増す。私は今スラムに行く勇気はあるのかな。ひとりじゃなくツアーなら行ってみたいかも。どーびーがーとは一人で入ってしまったが。本では抽象的すぎる。私自身が旅で実体験する中のごく一部に過ぎないのである。それもそうだねぇ。切り取られているからね。自分が切り取らない部分を知るきっかけにもなるけど。

旅好きと本好きは、そういうこともあるだろう、というゆるい考え方になる傾向

好奇心と不信感。好奇心が失礼でないと分かるとそれを隠そうとしなくなる。たしかに。好奇心のまま行き過ぎて失敗すると好奇心を抑えめに接するようになる気がする。

 

心的旅行後ストレス障害なるものがっ

自分の家を民泊にしてちょいちょいゲストを泊めることで自分が旅に出た気分になれる。それはあるかもねぇ。

 

結局この本は何を言いたかったんだろう…

各章はたまにつながるけど基本的にはそれぞれ独立だ。

旅について考えるいいきっかけにはなった。

私が旅に出る理由は?私にとっての旅の効用は?

世界と友だちになる、自由な人と出逢う。ここ以外、今いる場所の常識以外の規範があると思えると自由な心を取り戻せる。自由…が大きいかもな。世界の広さを知れば心が自由になる^^