■出所 日経新聞 2017/3/3
大塚製薬は3日、成人や小児の注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬を開発する米バイオベンチャーのニューロバンス社(マサチューセッツ州)を買収すると発表した。
米子会社を通じて1億ドル(約114億円)で完全子会社化した上で、薬の開発の進捗に応じて最大1億5千万ドルを現在の株主である複数のベンチャーキャピタル(VC)に支払う。
4~6月中の買収完了を目指す。ADHD治療薬の発売後は売上高に応じて一定額をさらにVCに払う。
ニューロバンス社が開発中の治療薬は、ADHDの原因と考えられるセロトニン、ドパミン、ノルエピネフリンという3つの脳内分泌物が過剰に細胞内に取り込まれるのを抑える。
大塚製薬によると、3物質の過剰取り込みを抑制する医薬品はないという。
臨床試験(治験)の中期段階を終えて有望な結果を得ており、今後治験の最終段階に入る。
ニューロバンス社は2011年設立。スイス製薬大手ノバルティス系のファンドなど複数のVCが株主となっている。
大塚製薬は中枢神経領域に力を入れており、ニューロバンス社の買収で開発候補品を充実させる。
■出所 日経新聞 2013/11/24
大塚製薬はこのほど、抗精神病薬に関する同社の米国特許を侵害するとして、
インドの後発薬品メーカー大手のウオックハートをニュージャージー州連邦地裁に提訴した。
大塚製薬は近年、同様の特許侵害問題を巡り、米国で複数の後発薬メーカーを提訴している。
訴状によると、問題になっているのはウオックハートのスイスの子会社ウオックハート・バイオが米食品医薬品局(FDA)に提出した後発薬の承認申請。
大塚製薬は9月、ウオックハート側から同社の後発薬の主要成分が大塚製薬の抗精神病薬のものと重なるとの通告を受け取ったという。
大塚製薬が保有する米国特許は、同社が開発した抗精神病薬アリピプラゾール(商品名エビリファイ)に関するもの。
エビリファイは統合失調症とうつ病などへの効果を認められている。
大塚製薬によると、この特許は2022年まで権利が続くという。ウオックハートの申請が承認されて後発薬が販売されれば、
自社の特許を侵害すると主張。侵害の認定と後発薬の米国での製造・販売を禁じるよう求めている。
大塚HD、インド社の点滴事業買収 三井物産と共同で
■出所 日経新聞 2012/12/7
大塚ホールディングスは7日、事業会社の大塚製薬工場が三井物産と共同で、
インドの中堅製薬会社クラリス・ライフサイエンシズから点滴事業を買収すると発表した。
クラリスが同事業を手掛ける新会社「クラリス大塚」を2013年後半に設立し、新会社が第三者割当増資を実施。
クラリス大塚の資本金は約160億円で大塚製薬工場が60%、三井物産とクラリスが20%ずつ拠出する計画。
中枢神経領域をがんばっているのってどうしてなんだろう?興味深い。
需要がみこめるとみているのだろうか。
どのエリアで売っていくのだろう。
インドではまだ精神にまつわる疾患はあまりオープンに話さない印象。
精神疾患になった女性と、カウンセラーを描いた映画(Dear Zindagi)が2016年11月ごろにでて、
こういうトピックも映画で扱うようになったんだーとは思った。
映画の中でもカウンセリングを受けている女性は当初家族にそのことを隠していた。
おくすりと、その他のセラピーがうまく融合されるといいなー。
これも興味ぶかい。
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130626142859740
香山リカさんの、下記の著作とも似てる。
私はうつ」と言いたがる人たち-PHP新書-
https://www.amazon.co.jp/「私はうつ」と言いたがる人たち-PHP新書-香山-リカ/dp/4569699537
自分にラベリングすることの効用、
理由(ネガティブに言えば言い訳、か)を得られることの楽さ、
あるのかもしれない。