Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

いわゆる感情労働をしているひとと、そういったサービスを受けている人が、同士が国境をこえてごちゃまぜに触れ合うと、粗さぐあいが新感覚でおもしろい気がする

フィリピンにいたころ(2010年に)、海外に出稼ぎに行くフィリピン人女性たちとその子たちをみてて、
介護の担い手として日本はフィリピンやインドネシアから人を呼んでいるけれど、
それって祖国の家族からかのじょたちをうばってもいるよなぁ・・・

サービス受けたいのなら、介護を受けたい日本人がフィリピンなりタイなりインドネシアなりに行くのが妥当じゃないのか

ていうかそっちのほうが空気感もゆったりしてるし、はじめはびっくりかもしれないけど案外いいんじゃないか
(住み慣れた故郷を離れる、友人と離れるとかいった観点もあるけれども)
と思っていた。


日経に、日本の介護サービスをアジアなどに輸出するため、政府、パナさん、MCさんなどなど100以上の組織が連携するという記事が。

・介護施設を現地につくって人材育成や介護機器など広範な関連ビジネスを提供する。高齢化が進むアジアの介護需要を取り込む。

(日本人のサービス利用者を送り込むわけではない)

・介護ロボットやITで参加する企業も。

・人材育成も行う(日本語含め)2017年の夏にベトナム、モンゴルで日本語研修施設をつくる

→ん、ていうことは、日本人のサービス利用者も将来的には送り込むのかな?

今、アジアから介護人材を呼んでいるのは、その布石だという説も、きいたことある

ベトナムってまだまだ高齢化のイメージなかったや。
って、私がベトナムにいったのは2007年。もう10年前なのである。
人の若さがとかく注目されていた記憶がある。
しかし
http://www.viet-jo.com/news/social/160720064912.html

世界銀行(WB)が19日に発表した2016年上半期ベトナム経済状況レポートによると、全国における65歳以上の高齢者の数は2040年に現在の2.8倍にあたる1840万人に増加すると予想されている。

今の人口は9000万人くらいか。それで割るのが正確ではないけど、ざっくり、20%。

インドも他人ごとではないよな。

しかも経済的に豊かになるのがおいつかないまま高齢化に突入しそうだ。
衛生環境が向上したら。
食事は変わるんだろうか・・・リッチな人は、オーガニックだのコールドプレスジュースだの、健康志向あるけど。
とはいえ、あぶらと砂糖と粉たっぷりだ。メジャーなインドごはん。


介護分野って、人は受け入れてるけど外資系の介護施設運営業者って日本に来てるのかな。
かるーくぐぐった感じでは、あまりなさそう。

介護サービス/ロボットなどの商品の購買層はおそらく高所得な方になるんだろう。

インドの病院の、粗さをきいてると
(夜に巡回にきてくれるのはいいけどめっちゃ明るい電気つけて、消すの忘れて帰って寝られなかったとか、
 注射がじょうずじゃないとか)
日本の丁寧なサービスは、リッチな人々に、いい感じにうけいれられるかもしれない。あたらしいポジショニングで。

外科医さんの器用さとかもぜんぜん違うと聞いたことがある。

日本で感情労働につかれちゃったかもしれないケアギバーなひとたちも、アジアでおおらかさに触れたらなんかゆるめてよさそうだ。

ワーホリとかではたらいてる看護師さんやらは、外に出てみて何を感じているんだろう?

うん、なんかおもしろそう。(結局ざっくりしたまとめ)


ところで先月からこっちのDVサバイバーサポートNGOに連絡してるのだけれど返事がない。
もう一回連絡しようかな。せっかくむかーしハンドトリートメントも習ったので、そういうのも生かせるといいなと思いつつ。
そういうところのワーカーさんはどんな雰囲気なんだろう。どきどき。


さて、おしまい。

おまけ


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