Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

Dr 岡先生 東洋医療との統合  疾患がある時のヨガとの付き合い方 生徒さんの●%が通院。疾患を念頭に置いたプログラムでも不快感があるケース。

ストレス関連疾患に対するヨガ利用ガイド!

http://okat.web.fc2.com/yoga_client.pdf

  • 2013年ヨガ教室受講者約2500名を対象とした全国調査
  • 我が国におけるヨガ受講者の半数以上は何らかの持病
  • 40%の人は医療機関で治療を受けながらヨガ教室に参加している
  • 健康な人がストレス状況におかれた時や、ストレス性疾患にかかっている人
    • 不安感や抑うつ気分、落胆や怒りなどの不快な感情(陰性感情)
    • 疲労
    • 覚醒レベルは亢進しわずかな刺激でドキっとしたり不眠に
    • 身体の症状に対して、「この症状のために自分は一生何もできない、おしまいだ」などと冷静さを失い極端に考えるようになります(破局的な思考)
      • ときどきあるよねぇ。。
    • 正しくヨガを行なうと、不安、抑うつ、陰性感情、疲労感は減少し、破局的思考や睡眠障害が改善することが報告されています。
  • ヨガを練習すると脳内のγ(ガンマ)-アミノ酪酸(GABA;gamma-aminobutyric acid. )が増える
    • 多くの抗不安薬(安定剤)はGABAの作用を強めることで抗ストレス作用を発揮
    • ヨガを定期的に練習を続けた人ほどGABAは増えやすい
  • 身体にストレスがかかると
    • 交感神経の働きとストレスホルモンであるコルチゾール(副腎皮質ホルモン)の分泌が高まる
    • 副交感神経の働きは抑えられる
    • ヨガを練習すると交感神経活動とコルチゾールの値は低下し、副交感神経機能が亢進します。
    • 炎症や痛みを抑える働きが高まる
  • ポーズを正しく行なうと、自然に呼吸は普段より長くなる
    • ヨガによる副交感神経機能亢進作用には、呼吸が長くなることが関与
  • 内受容(身体の中から生じる感覚)に意識を向けることも重要なポイント
    • ヨガの先生は、しょっちゅう「身体の感覚に意識をもっていってください」と指導しますが、それには意味があるのです。
  • 医師は、ストレス性疾患患者がヨガを習うことをどう思っている?
    • 2013年調査
    • 【患者がヨガを習いはじめてよかった点】
    • うつ病の緩和、減薬ができた。(yokattta)
    • 不眠改善(母もやればいいのいな~~)
    • リラックスできるようになった。(^^)
    • 元気になった。(^^)
    • 気持ちが前向きになった。(^^)
    • 便秘が改善した。肥満が改善した(母も…)
    • 慢性疼痛が緩和した。(よき~)
    • 高血圧患者の血圧が安定した。
    • 肩こりなどよくなり、めまいや頭重感が減った。
    • 発達障害児の集中力が増した。(おお)
    • 喘息のコントロールがよくなった。(へー!)
    • 体力に自信を持てるようになった。
    • 身体症状へのとらわれが減った。(これ面白いね)
    • 心身症(頭痛、腹痛、不登校)の子と母親が一緒にヨガを習ったところ親子関係がより密になった
    • 【患者がヨガを習うことについて心配な点】(複数の意見)
    • がんばりすぎるのではないか、無理をするのではないか。そうだよね、心配になるよねぇ。それは自然だ。
    • 症状(特に痛み、炎症)が悪くなってしまうのではないか。
    • 治療を自己中断してしまうのではないか。:なるほどな…それは確かに医師的にはフォローしづらいもんな…
    • (医師140名を対象とした調査より。140人中、40人の医師が、担当患者の中にヨガを習っている人がいると回答。)

 

  • 持病、特にストレス性疾患を持つ人がヨガを練習するとき、あらかじめ知っておいた方が良い点

  • 1)ヨガ教室では何種類ものポーズを練習
    • 日常生活ではしない姿勢や、普段使わない筋肉のストレッチ
    • 正しく行なうと筋力がついて身体が軽くなり、柔軟性、バランス能力が養われる
    • 反面、筋肉痛、関節痛を生じやすい
    • 膠原病、整形外科疾患をもつ患者、ステロイドを内服中の患者やがん患者(病的骨折をおこす可能性がある)は、まずヨガを練習してよいかどうか、主治医に相談しましょう。
    • 高血圧、緑内障の人は逆立ちのポーズ、動脈硬化の強い人は頚を強く曲げるポーズは控えましょう。
    • めまいを訴える人や高齢者では転倒しないよう注意しましょう。
    •  
    • 2)普段と異なる呼吸を意識的に練習します。
      • 普段よりゆっくりとした呼吸やはやい呼吸を意識的に練習したり、ポーズにあわせて行ないます。息をすったあと、止めることもあります。
      • 正しく行なうと呼吸をとおした感情コントロール腹式呼吸が身につき、副交感神経優位の状態をつくりやすくします。
      • 反面、はやい呼吸は過換気発作を誘発したり、不安感が強くなることがあります。息止めは高血圧の人では注意が必要です
    • 3)内受容(身体の内部からおきる感覚)に意識を向けます。
      • 正しく行なうと体調(身体の声)にしたがったセルフケアが行ないやすくなります。自分の身体を大切に感じるようになります。
      • 反面、心的外傷体験のある人では、いやな体験を思い出して精神的につらくなることがあります。疼痛性疾患患者では、一時的に痛みを強く感じることがあります。
      • 短期的には、身体の声は聞こえない方が、ストレス状況をうまく乗り切れるかもしれませんが、この状態がずっと続くと身体を壊してしまいます(失体感症)。ヨガを通して「身体(呼吸)に意識をむける」練習は、身体の声を聞く働きを担っている脳の部位を活性化させる、脳トレになっているようです。長期的には、この働きが麻痺せず、鋭敏に働くことが、ストレス疾患の発症、増悪を予防することにつながるのかもしれません。(2014年3月7日)

    • 4)目を閉じて瞑想することがあります。
      • 正しく行なうと深いくつろぎ、静かで平和な、おだやかな気持ち、自他肯定的で、前向きな気持ちになれます。
      • 反面、人によっては不安感が増すことがあります。幻覚のある人は瞑想の練習をしない方がよいです。 

 

  • ヨガをするのにいいタイミングか?のシート、とてもよき。

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  • ヨガをはじめていいとき、待った方がいいとき

  • Dr. Takakazu Oka's Homepage

  • 臨床群(病院にかからないといけない、疾患群)に対するヨガの位置づけを考える時には、以下の点に留意
    • (1)Kohn 2013の研究では、医学的な治療にヨガを併用した群は、医学的治療単独群よりも有用性が高かったという報告であり、ヨガ単独による治療が有用であったという報告ではないこと。
    • (2)この報告のみならず、患者群を対象とした研究の多くは、疾患用に工夫されたプログラムを用いている。健康な人を対象として行なわれているヨガ教室でのヨガプログラムで同じ効果が得られるとは限らない(一般化が難しい)
    • (3)このように工夫され、有効なプログラムにおいても、ヨガを習った患者の28%が不快感を感じていること。
  • うつ状態/うつ病
    • Piklington K, 2005. 1990-2004年の5RCTを検討
    • 全体的に、ヨガはうつ病に対して有益性を秘めている。
    • 介入方法、重症度、方法論のばらつきがあり、この結論は注意深く解釈されるべき。
    • SR2)Balasubramaniam M, 2013. 2004-2011年の4RCTを検討 
      • ヨガはうつ病に対して、急性の有益性が潜在することを支持するエビデンスがある。(クイックに効くのは意外。まぁ、リラックスはすぐするか~~)
      • 小規模研究が多く追試されていないという限界  
  • 軽度から中等度からうつ状態の成人に対して、ヨガは有効のようである。ただし、うつ病患者に対する研究は限られており、ヨガのうつ病に対する有効性に対しては解決すべき問題が多い。現時点で、ほとんどの研究は短期の介入試験であり、長期効果、再発予防効果などについては不明である。

  • 不安/不安障害SR:Kirkwood G, 2005. 1997-1999年の8RCTを検討
    • ヨガは不安と不安障害に対して有効とは結論することはできない
    • 強迫性障害に対しては有望である。(そんなに違うんかい?!)
    • 臨床的な不安に対する効果の研究がほとんどない。
    • 瞑想は精神疾患やパーソナリティ障害の既往のある患者、現在活動性の精神疾患にかかっている者では避けるべきである。
    • ヨガプログラムを推薦する前に、動機づけとコンプライアンスを検討しなければならない。ヨガには多くのプログラムがある。あるプログラムは、他のプログラムより不安障害患者には適しているかもしれない。メンタルヘルスのプロであるヨガ指導者にかかることが望ましい。
    • “競わない“ことを強調すべき
  • 受講者の取り組み方や、その日の体調も有害事象の発生に大きく影響
    • 特に、「その日のヨガの受講が精神的にきつい」と感じた人は、そうでない人より6倍、有害事象を生じる
      • これはある~~アシュタンガは頑張りぎみになりすぎるのがなんかな~~
      • 指導者への調査でも、受講者が有害事象を生じた理由として、「体調を無視していた」、「頑張りすぎていた」、「無理をしていた」などが最も多く挙げられた
    • ストレス関連疾患を抱えている人がヨガをするときに特に注意すべき点
    • ストレス関連疾患/愁訴を訴える人に対してヨガの効果を検討した研究報告では、ヨガ参加者18名中5名(28%)がヨガに関連して不快な事象
      • 自分の内面的な感情に触れることによって生じる緊張感、自分で自分自身を管理することへの負担感
      • なのでヨガセラピーは諸刃の剣感ある…
      • ヨガが自らの内面と向き合うセルフコントロール法であることに由来する事象
      • 精神疾患患者の場合、ヨガによって不安発作が惹起されることもある
        • これはトラウマをヨーガで克服する、にも書いていた
      • PTSD患者では、目を閉じることや、指導者が背後にいたりするだけでも強い不安、緊張感を生じる可能性
      • 呼吸法によって過換気発作を誘発することも
      • 患者の自我強度や病気の性質、治療(特に心理療法の)段階を考慮した上で決定すべきそれを患者自身や、ヨガ指導者だけで判断することは難しいと思われます。ヨガを希望するストレス関連疾患患者、担当医師、ヨガ指導者が密接に連携をとることが重要です。 (2014年3月8日) ほんとそれ!!!
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  • 学校プログラムの中にストレスマネジメントやレジリエンスを増大させるための資源がない現状
    • 特に高校生の授業の中にヨガを導入する意義は大きいと考えられる。
    • 小学6年生を対象とした研究では、ヨガによってストレス反応性の低下は見られず そうなのねぇ。まぁ、うごきたいよね
    • ヨガ群の生徒の一部は、ヨガよりも通常の体育(サッカーやバスケットボール)をやりたがっていた。
    • 小学4,5年生の女児を対象とした研究では、ヨガ(マインドフルヨガ)を練習した者の方がコントロール群より、より多くの自覚ストレスを報告した。
    • やり方によるかもしれんけど・・・キッズヨガもあるしな。子どもも寺で瞑想するひとはおるし
  • Oka Takakazu 岡 孝和 - YouTube

  • ゆったりしていてヨーガ禅的

  • アシュタンガもいいけどやっぱゆっくりの方が合う人は多い気もするんだよな…

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  • Isometric yoga refers to a form of yoga that incorporates isometric exercises, which involve the static contraction of muscles without any visible movement in the angle of the joints. In isometric yoga, practitioners hold specific yoga poses for a period of time, engaging the muscles without changing the joint angles, similar to traditional isometric exercises like planks or wall sits. This approach can improve muscle strength, endurance, and stability, and is particularly beneficial for individuals recovering from injuries or those looking to enhance their overall fitness without high-impact movements

  • これはメンタルよりふぃりじかるメインかも