Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

【読書メモ】中国のお正月と日本のお正月

中国と日本の正月行事
https://cgu.repo.nii.ac.jp/record/1456/files/029-01.pdf

◆中国の新年
農耕民族→冬至は太陽が復活する大事な日
後漢の時代,二十四節気立春(2/4頃)の月が正月に
二十四節気とは?
冬至春分夏至立冬などの太陽の星座上の位置から定める日
・月の満ち欠けには何ら関係しない
(そうなんだ!?)
・太陽の黄経が315度になる日が立春
・正確に季節を表す指標として 前漢の頃に中国で作られた.
・どうやら気温が最も低くなる立春頃こそ,太陽の復活と考えたらしい.

 

◆中国では王様=暦をつくる人
王様が代わるたびに暦が新しくなった.
中国では元旦に日食があるかないかなどの天文現象が政治に大きな影響を与えていた
(なんでだろう??)
→それがうまく予報できるよう, 何度も微修正が行われたのであろう
・しかし数年ごとの改暦は民衆には不評 であったようで,元の時代にようやく新王による改暦は止めになった

 

◆日本の新年
・日本の新年はなぜ1月1日?
・1872~?グレゴリオ暦が採用されてヨーロッパの新年が使われている.
・初めて暦が作られたのが推古天皇の604年,百済を通じて伝わった中国の元嘉暦が採用
・江戸時代まで,中国の暦をだいたいそのまま使っていた
・中国と同じ太陰太陽暦立春年初(正月)
→日本ではずっと立春を含む月,あるいは立春の近くの新月の日が年初だった

ちなみにグレゴリオ暦ユリウス暦
http://www.furusatoa.biz/mamechishiki/gregorian.html#toc4
ローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦の改良を命じた
・1582年10月15日金曜日(グレゴリオ暦)から日本を含む世界各国で利用されている暦法
(さっきの文献だと1872だけど)
・平年では1年を365日とするが、400年間に(100回ではなく)97回の閏年を置いてその年を366日
・400年間における1年の平均日数を 365日 + (97/400)日 = 365.2425日(365日5時間49分12秒)とする
・この平均日数365.2425日は、実際に観測で求められる平均太陽年(回帰年)の365.242189572日(2013年年央値)に比べて約26.821秒長いだけ
・これまでのユリウス暦に比べると格段に精度が向上
400年に97回ってことは、4の倍数の年トは限らないってこと!?

・中国もグレゴリオ暦も使ってるけどお祝は別ってことなんかな

 

◆祝い方
主な行事は大晦日,すなわち除夕に行う.
除夕の最も重要な行事は「逐 」
漢字が出ない
巫女さんの舞?鬼や疫病を追い払う
日本にも伝来。けべす祭りと似てそう?
室町時代に中国から豆まきが伝来
→節分に行われるように。

 

◆桃の木に神奈、鬱なんちゃらという2つの神の絵を描いて貼った
→門神
→描くのがたいへんなので?神さまの名前だけ書くようになった
→桃符
→唐の末から宋のはじめくらいに、年画と春聯(春联/連)
桃の木には「 伏邪 」を払う(邪気を払う)という力 があると信じられている.
日本はひな祭りがももの節句だ!

 

♪日本はなぜ、松を飾る?
桃に対して松は常緑高木で中国にも日本にも種類多い.
長寿や気高い節操を象徴するものとして,古くから尊ばれている
(どこからきたんだろ)
冬に葉も花もない殺風景な桃よりも,常緑高木の松の青々とした枝のほうが生き生きとした新しい生命力を象徴する・・・
中国原産の桃が日本に伝わった前に,日本にはもうすでに松が正月の飾り物といわれる習慣が出来上がっていて
桃の入りこむ余地がなかった><


◆唐にならって正月のしめ飾り,門松の風習を採り入れたのは平安時代
◆日本の民間の風習とうまく結合し,宮廷の年中行事となったものも
・正月の行事でもっとも大事とされたのは,「守夜」
除夕の夜は2年にまたがっており,神様を迎える夜、家族団欒の夜
・中国の歴史で,牢屋に入れた罪人を一時釈放して,家族と除夜を過ごさせたことも

 

◆宋代。お年玉。
かまど神を迎え,床の神を祭り,お年玉を与えるといった内容が加わった.
「年玉」とは,年神から与えられる魂のことである.
すなわち,年の魂であり,今年を精一杯生きる活力を生みだす手形である
へえ!!

 

◆漢の時代から爆竹
爆竹を鳴らすのは,悪鬼と 疫病を駆逐するため!
豆まきと似てる?

◆中国の北方地域では「餃子」が用いられた.
餡をいっぱい入れると,財産が多くなり,生活が豊かになるという俗信も
へー!
にえんがおの話も載ってた。
がお、高、とCake、同じ音
明清時代には,小麦以外の穀類を 原料とし作られた食べ物を
年の豊かなことと向上に通ずる意味から食された

 

◆行事内容は似てるけど内容は違っている

◆食べ物の違い←陸(河)か海&山か
◆音。意味。
・魚の音=余の音♪
・鯛→めでたい
・年越しそば、そばが長いから長生きのことなんだ

 

◆迎えるのかどうか
・中国の正月は飾り,魔除け,厄除け
・先祖や神様を 迎えるものではない
→日が暮れた時にまず設置しておいた祭壇に線香を上げて,先祖を迎え入れる.
→先祖と一緒に「晩宴」&年ごもり
→子時に諸神を迎える
・日本では,正月の飾り物は依代という意味
・門松や注連縄を飾った時から先祖様や神様が来ていると認識している
・あるいは,その時からいつ来てもいいという認識
→家では普段と同じように拝する、特別な儀式ではない
・中国では先祖様と神様を迎える儀式が別に行われるが,日本では正月は年徳神を迎えて祭るだけ
→特に先祖様を迎える意識がない
・あるいは,日本のほとんどの家では仏壇が常設されていたので,先祖様がいつも一緒だと考えるから,
 わざわざ迎える必要がない
hummm

依代 よりしろ
神や霊が出現するための媒体となる樹木、石、御幣のこと。 
樹木は古くから降霊の対象として信仰(ヒンドゥもそんな感じがあるかも)
榊が玉串として神事で用いられる
https://www.aeonlife.jp/knowledge/glossary/yorishiro/
http://asiahunter.seesaa.net/article/391334036.html

*年神様
https://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/iware/toshigamisama.htm
元旦に、家々に新年の幸せをもたらすために、高い山から降りてくる神様が「年神様」。 
「正月様」「歳徳神(としとくじん)」とも。

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依代っていうことばをしらなかった。なんか素敵。

豆まきやしめ飾り、お年玉のルーツも中国なのねぇ、興味深い!

 

春連とか窓花、つくってみたいな

tomokosugitani.com