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Living Diversity

いろんな文化ごちゃまぜのところが好きです。 ケアする人のケア&当事者研究、アロマ、タッチング、 多様性がいかされる場  ひとがどうやって元気を回復していくか? が関心ごとです からだほぐし、出張したり介護施設でお手伝いしたりしておりました。 *ダグダガイ(フィリピン式・竹の棒をつかった足のマッサージ)  いらないものそぎ落とされる感が強くておすすめです。 tomatonoheta89(@)gmail.com

パネルディスカッションの司会(モデレーター)についてふりかえってみたtips

2013年夏、私にとって2回目のパネルディスカッション進行の機会でした。
(参加者さんによるレポはこちら↓
http://ameblo.jp/rainbowsoup/entry-11593036799.html)

 

★ちなみに、関連記事

説明会のつくりかた~会社・組織のサービスを学んでもらえるプレゼン機会をつくってみた準備・コツ・工夫ふりかえり~ - Living Diversity

 

 

はじめての時よりすごく気持ちに安心感があって、
緊張はしたんだけどなかなか楽しかった。
スピーカーとして一緒にやった3人、受付やら他の役割を一緒に担ってくれたなかま、
お客さんからもほめてもらって、
素直にうれしかった。
「安心してはなせたよ」とか
「良いモデレーターだよ~特定の答えを導かないけど、話しやすいように適切な質問をしてる」とか
リハの後、本番前に、スピーカーに新しい気持ちが生まれて、
「ここをやっぱりこうしたい」って柔軟につたえてもらえたりとか
参加者さんから「またユーモラスな司会期待してまーす」とか


まだまだ課題はたくさんあるんだけど、
今感じてることとこれまでの感じたことを記録しとくといいかもって気がしたので書いてみます。

初めての時は~
2012年の秋にはじめてパネルディスカッションの進行をする機会をもらって。
リハ時点で流れがうまくいかず、私もてんぱり、スピーカーさんもとまどい、
超!逃げたい!気分になりながらも、
スピーカーかつ一緒に運営したメンバーが中心に組み立てをまとめてくれて、
本番はなんやかんや上手くいったみたいで、好評でした。
自分としては終わった時、
「あーなんとかなった…ほんと、ごめんね!ごめんね!助けてくれてありがとう><わわわ!」
という感じだったので、ほめられても「いやいやいや」って感覚でした。

モデレーターしたPDはどちらもセクマイ関連のイベントで、同じ団体(自分もそれのメンバー)主催で、
いわゆる当事者やその周りの人がスピーカーでした。

【初回と2回目を比べてみると】
初回になくて2回目あったことは次のような感じ。
ちなみに、どちらもスピーカーの中にはPDスピーカー初体験の人が2/3人。

●流れを具体的に決めた
初めての時は、PDのゴール、着地点は決めたらOKと思っていた。
それが必ずしも間違いではない。
ライブ感がない予定調和的なものは観客を退屈させる、という考え方もあるし。
去年は初モデレーターだったので、モデレーター経験者さんに相談したら、
ゴールがあれば大丈夫!とアドバイスを受けたので、
それを素直に鵜呑みしてみたのでした。
が、そのやり方も合う合わないがあるなぁと実感。
ゴールだけきめてほぼライブでやるのは、わたしに合わないやり方だった><

まずこの質問をこの人にふってこの話をしてもらって、
つぎにこの質問をこの人にふってこの話をしてもらう!
って台本作ったほうが私はやりやすかったです。

台本なかった昨年は、
顔合わせの時にその方の経験を伺って、その中から話してもらいたいストーリーをピックアップ。
そのストーリーを引き出すための質問を事前に準備して、
「だいたいこういう質問するので準備しといてください~」って状態までが事前。
リハで自分のフィーリングで(!?)質問を振っていったので
「ええっと私は何を答えればいいのかな」
「私の答える順番はいつくるのかな」
ってスピーカーを不安にさせてしまいました。

今回は事前に台本をつくってたので(つくる途中で、”もわんもわん”もしましたが。)
緊張はありつつも落ち着いてできました。
良い意味で台本と違う進行になったところもあったけど、
台本があるからこそアレンジもきくって感じでした。
台本があると、それを事前に読んでみることで時間の調整が具体的にできるのも良いです。


【初回と2回目との違い】
●当日までに打合せを複数回した。
初打ち合わせ=全員での打合せはほぼ顔合わせみたいな感じでした。
それと別に、後で個々のスピーカーとの打合せも2回ほど。
去年は顔合わせ+スピーカーへの経験談など聞き取り
⇒次に会うのは当日の打ち合わせ時間
だったのであいまいなままリハに突入し、混沌に。

●スピーカーについて、より知っている
これは結構やりやすかった気がします。
去年から1年の間に、一緒にやるメンバーの考え方をより知ることができたから、それも大きかった。
スピーカーとの信頼関係、いいものをつくっていけるっていう安心感は大事だなと。
スピーカーを「話してもらうゲスト・お客さん」のようにとらえるのではなくって、「共同のつくり手」としてみるのが良いのかもです。
とはいえ、知り合って長くない人、PDすることになって初めて会った人がスピーカーとなるケースは少なくないと思われる。
できるだけ近づくためにも事前の情報収集は大事。
ぐぐったり、SNSみたりして、どんな立場の人なのか、何に関心があるのか、どんな意見を持ってるのかをできるだけチェック。
どんな立場の人なのか、については、スピーカーとして呼ぶ時点で
「こういう立場の人だからこんな話してもらえるといいな」って期待があると思います。
なので、PD本番の自己紹介でも、どんな立場の人なのか、どんなメッセージをもっているのかを言及してもらうと、
参加者も聞きやすいと思います。


●参加者の申込時に、イベントに期待することをヒアリング
PDで直接取り上げきれないものもありましたが、
その前の導入にくみこんでみたり。


【上達したいことたち】
●すりあわせ①来場者の期待について
大事なのに、まだまだだ…。
主催者として伝えたいメッセージもあるし、
スピーカーの話したいこともあるし、
来場者のききたいこともあるし。
ききたいことをきいてもらうだけで本当に良いのか?っていう思いもある。

私がモデレーターしたPDは両方セクマイ関係だったんですが、
主催としては「子どもたちのしんどい現状を知って、状況を改善する担い手に加わってほしい」・「異性愛者も当事者である」
っていうメッセージがあった。
一方で来場者の需要としては「当事者の話がききたい」・「当事者であり悩んでいる。先輩当事者がどうしてるか聞きたい」
というのが多かった。
前者同士はまぁまぁ対応してるけど、現在進行形の問題を伝えてるので、
解決したハッピーエンドだけを伝えられるわけじゃない。
後者については主催側も意識を持って発信しないと、聞きたいことだけ聞かせるのでは意味がない。
アンケートみてても、「非当事者がいないというのにはっとした、共感した」
というのはけっこうあったので良かったと思う。
ニーズにこたえるのは大事だけど、そこに+αスパイスをふりかけるのも必要かなって思う。
そして、来場者=お客さん、ではない。
特にNPOとかの場合、来場者=これから一緒に社会をつくる仲間候補であると思う。
だから、需要⇒提供だけではなくて、
「いっしょにこんなことしませんか~(まきこみ)」「こんな考え方もあるよ~(学びになること)」といったスパイスも大事。

私自身はスパイスばっかりに気を取られたので、来場者のこともっと想像せねば、
自分が来場者だったらどんなことききたいかイメージをふくらませよう、
と思います。
相手の立場に立つって意識して思いださないと、ほんと、あああ。
ほうっておいたら自分のことばっかり考えてしまうようです。苦笑

●すりあわせ②台本・流れつくるの、もわんもわん…
なんとなーくこういう話題をしたい、っていう状態から、
伝えたいメッセージ・目的、それを達成するためのPDの組み立てに持っていくのは
まだまだ難しいです・・・
ライブ感重視のモデレーターさん(たぶん、そっちの方が主流?)だと台本がないので、
いちいちこのことで悩まないと思われますが。

心もちとしては、
・(流れが定まらないとそわそわするかもだけど、)収束の前に拡散させることを大切に。
・無理にまとめなくても、肝になる質問ができていればOK
というところでしょうか。

PD、そしてPDをするイベント自体が形になっていたステップをふりかえると、

STEP1
なんかやりたいことが思いうかんだ!もしくは、他の団体からなんかしませんかって誘われた!

STEP2
自団体の軸(うちの場合、セクマイユースを支える)を照らして、
今回のイベントの目標をイメージ

STEP3
どんなふうにやるかや、伝えたいメッセージの具体案を広げる
スピーカーについての情報収集
来場者の需要イメージ。自分が、いち来場者だったら、何聞きたいか?

STEP4
スピーカーと初うちあわせ
質問。スピーカーを知る。
スピーカーと一緒にアイデア拡散

STEP5
出てきたものを分類してみたり。
背景にあるのは何か考えてみたり。
すると根っこでつながっているのに気づいたり。
トピック絞ろうしてみたり。
自然な流れになるにはどういう風に質問を並べるか考えてみたり。
いち聴衆目線から疑問に感じることをあげてみたり。
台本たたき台つくってみたり。

STEP6
そうしつつも、また色々うかんじゃう~
あんなのもいいかも、こんなのもいいかも

STEP7
自団体の軸、今回イベントの目標をイメージ
を、思いだす。立ち返る。

STEP8
絞るように努める。
スピーカーとまたお話し。もう少しコアに絞って。

STEP9
そんな中でだいたい流れができる。
台本もう一度追記したり。
読んでみて時間はかって、分量調整したり。

STEP10
微調整
リハ
そして本番!


みたいな感じかなぁ。
とても紆余曲折。
もうちょいスマートになるんでしょうか。どうなんでしょうか。
本当は、自分ひとりの時間でもう少し準備…分類したり、来場者の需要に思いをはせたり、
流れの案を考えたりしたかったのですが、
あああわからーん!ってなって割と打ち合わせ丸腰で臨んでしまいました←
うまくまとめていけなくて周りにすごく助けてもらった。ほんとありがたいです。


●クロス感について
「パネルディスカッションはつまらん」という人もいると思うのです。
私もそう思っていた~
なんでかっていうと、けっこう、スピーカー同士が絡まないPDが多いから。
私がこれまで関わった2件も、直接の絡みは弱めではあるのですが、
それぞれにスピーチしてもらうよりは、
Aさんのaの考えの次にBさんのbの経験談をして、Cさんのcの意見を加えると良い感じ!
みたいなのがある。
もっと欲を言えば、モデレーターほとんどしゃべらないくらい(!?)、
スピーカー同士でもりあがるといいかな~

●アイコンタクト
余裕が出ると参加者さんの目を少しずつみれるようになったので、
もっとリアクションをかぎとれるようになりたいです~


相変わらず長いけど、備忘録でしたっ