Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

モンゴル遊牧民は如何様に、化学者みたいに乳製品を作り出すのか?

モンゴル遊牧民は如何様に、化学者みたいに乳製品を作り出すのか?

 

驚いたのは、チーズ作るのに外から酸を入れないこと。
インドではカッテージチーズ、つまり、

パニール作るとき、レモン入れるし、酢やレモンなどの酸は必要なのだと思ってた。

 

乳製品の生まれる過程の家系図があるのです!なんというマニアックなモンゴル乳製品研究。


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カルピス社も研究してるらしい。
乳製品に迫る観察本も。

デーリィマンのご馳走。

デーリィ、は、乳製品。

インドの主要なミルクショップは、マザーディリーという名前。たしか、public だったような?


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写真多くて、説明も柔らかくておもしろい本。

著者の先生、印税取らないから、できるだけ書籍を安くして、多くの人に届けたいというご意向だそうだ!なんと広いお心。


○ウルム。


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牛の乳を温めて、掬いあげて鍋に戻す、ばしゃばしゃ!繰り返すと表面にできるクリーム。

ゲルは暖炉必須。それも、鍋が置けるやつ。
小麦を少し混ぜると厚いクリームになる。
スライスしたパンに乗せるととろりと甘くてうまー。

 

○ヨーグルトをタラグという。
酸を入れないで、
既にあるヨーグルト菌で発酵を呼ぶ。

 

○アロルというチーズが好き。大好きになった。慣れるほどに。
お菓子のヨーグレットみたいなの。
お土産にあげたら、初めて食べた人はゴルゴンゾーラみたいと。ツーンとするの。
ヨーグルトを加熱して凝乳にして、脱水したらできる。

 

○ハルマック。


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バターオイルの残りに小麦とミルクティーまぜこぜした、生クッキー。
レーズンや、後述のエーツィギを和える。

 

○シャルトス(黄色い油) 
ギーみたいな感じ。分離してる。
ウルムを更に加熱していくとできた。

 

○エーツィギ
乾燥ヨーグルト
はるまっくにいれる。
単体だと正直味がしない。
ウルムをとったあとの、濃縮された乳を加熱しつづけてホエーの水分も取れたあと、というのか、、
説明しきるのが難しい!

 

○馬乳酒
おなじみの!
冷やして撹拌して発酵。
馬は乳脂肪が少ないので、チーズとかヨーグルトにはしないときいた。

乳製品ってヨーロッパのイメージ強いかもだけど、アジアも、負けてない!!

 

これだけ見せていただけた機会、ありがたし。

ウルムとかは日本でも作れなくはなさそうっ

ウルムとアロルがおいしかったな。

冬を越すためにあらゆるのバリエーションを作って、余すところなく。活かしきる。その姿勢がすてき。