私は生きるクッションかなー、緩衝材
あるいは、実験台?
みんな人生は実験か。
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雨宿りがてら、駅の近くの台湾屋台で魯肉飯(るーろーはん、豚の肉味噌ごはん)。
豚の脂身の甘みと醤油で甘辛い。高菜の塩味と半熟卵の黄身をいろんな配分で楽しめる。
ウーシャンフェン(五味粉)の深い香辛。
シナモン、クローブ)、花椒、フェンネル、八角、陳皮などが混ざった粉。
インドのミックスマサラでやったらどうなるだろう。
職場の台湾人の方のレシピでは、あっさりバージョン。豚は肩ロースで、煮込んだあと冷まして浮いてきた脂肪分を取り除くのだそうだ。細やか!
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店に置いてあった、大宮エリーさんの「生きるコント」という本を読んだ。
彼女の、繊細な感性が好きだ。
劣等感を受け入れて、さらけだしている感じが、勇気をくれる。
"むしろ、生まれてきてごめんなさいって思ってるんです。
いじめられた経験があるからかもしれない。
常に人より劣っている、嫌われていると感じてしまう。
こんなわたしが存在価値を見出すために見つけた取り柄、それは勇気、だった
ひとつの仕事でキャリアを積み重ねていくのは安心であり安全である。でも、わたしはそんなことを許される人間ではないと感じてしまい、今の自分には、到底できそうもない突拍子もない仕事を敢えて選び、ぶつかっていくのである。
その痛々しい姿を、面白がってくれればいい。あいつ、アホやなぁ、今度は〇〇をやるらしいで。無謀やなぁ、でも、なんかオモロイなぁ、元気出るわぁ、と。"
ひとつのキャリアが安定だ、という主流ちっくな考えを否定せず、でもそれは自分には選べない、というスタンスが、傲慢でなくて好き。
謙虚すぎるのかもしれないが、嫌な感じがしないし、ちょっと共感もある。
もやもやを気晴らししたいときの、気楽なエッセイとしておすすめ。