前に尊敬する先輩から教えていただいた、WRAP(ラップ)というプログラムがある。
Wellness Recovery Action Plan
日本語では、元気回復行動プランとよばれる。
はじめられた方のサイト↓
Wellness Recovery Action Plan - Mary Ellen Copeland
時々参加していた、ある勉強会で、WRAPがテーマになっていたので、いってみた。
●なるほど、と思ったのは、5つの大事な要素に立ち返ること。
自分が元気を取り戻すための、自分なりの道具箱をみつけていくのがWRAP(と私は理解してる)なんだけど、
それぞれのツールを用いるときに、大事な要素を満たしてるかなって、ふりかえること。この5つは、リカバリーにとって大切なこと。
1 希望 HOPE
つらさ、精神疾患etc.から回復していくんだっていう希望をもってる感じか?
2 自分に責任を持つこと Personal Responsibility
どう、応答するかresponse は自分でえらぶことができる。abiliy
3 学ぶこと education
4 自分のために、権利擁護すること Self adovocacy
第三者のための権利擁護じゃなく、自分が、自分のために
5 サポート Support
ひとりでやらないで、いい。
●それから、WRAPでは、元気回復のための道具箱を、
自分の状態ごとに整理するので、使いどころが分かる、とのことだった。
●講師の方のメッセージで、私の心をゆるめてくれたのは
”常に足りない、足りないと思っていたけど、自分の中にあるものを使うことを学んで、自分として生きてみよう、と思えた”という言葉。
自分の方法。自分が自分の専門家。べてるの当事者研究に通じるものも感じる。
●講座も参加型を取り入れていて、おもしろかった。
三角柱をつくって、「呼んでほしい名前」と、「私の道具」を書く。
呼んでほしい名前って、セクマイの集まりでも大事にしていたけど、いいよな~
意外と普段、呼んでほしい名前かどうかって、確認してないよな~
仕事場でも、呼んでほしい名前聞いてみるのって、いいんじゃないかなって思う。
でも英語だったらplease call me ~~っていうなぁ。
道具をシェアするのも面白かった。ほかの人の道具を知って、取り入れたり、その人の人となりが見えたり。
●5つのキーコンセプト、どんなときに感じるか?って考えてみるシートがあった。
私はどうだろう?
Hopeは・・・
自分とつながっている感じ。大事な人とつながっている感じ。
自分の賜物を活かせている感じ。かみさまのようなものとつながっている感じ。
Personal responsibilityは・・・
人の意見じゃなく、自分の意志って感じ(あるいは、自分を超えたものの意志もあるか)
自分なりに工夫して取り組む感じ
Educationは・・・
いろんな方法を知る感じ。本(哲学的なのも含む)を読んで、おおらかな考え方を取り入れる感じ。自分自身の特徴に気づく感じ
Self Advocacyは・・・
嫌なことは嫌という、自分を大事にするために逃げることも大事ってかんじ。
Supportは・・・
弱さの情報公開する感じ。助けを求めること。
なんか、日によって思いつくものも少し変化してるかも。
●状態ごとの、私の道具箱
例として、参考になれば幸いです。
①日常生活管理プラン
・いい感じの自分ってどんな?
天真爛漫、学ぶことを楽しく感じる、やさしい(優しくできてるだろうか疑問なさいきん。。苦笑)、smile(これも自信がない最近・・!)
・毎日すること
水を飲む、太陽礼拝、お香をたく、深呼吸、superflyの愛と感謝とか、wild flowerとか、ハローとかをうたう、武田早雲さんのメルマガを読む
・ときどきすること
マッサージ(自分でハンドや脚したり、タイ古式や全身アロマしてもらったり)、
ゆっくりしたペースの人と会う、アイスもなか食べる、ヨーグルト食べる、
自然の中でぼーっとする、ラブコメやドラマや社会派の映画をみる
瞑想する
②引き金
批判されていると感じる、急がないといけないと感じてあせる
→フィリピンでもらった本を読む、批判されてると妄想してる自分に気づく、
物事は白黒じゃなくてグレーだ~ということを思い出す、完璧じゃなくていいと思いだす、早く寝る、自助グループのハンドブックを読む(これもまた過ぎ去るもの。今日一日。)、かわのみどりさんのブログを読む、友だちに話を聴いてもらう、自分とおしゃべりする
③注意サイン
ぐるぐるネガティブに考えまわる、勝手にしんどい未来を妄想してとまらなくなる
→考えないことを許す、自助グループにいく、フィリピンでもらった本を読む、シャンプーする
④調子が悪くなっているとき
お風呂に入るのがめんどくさくなる、布団からおきあがれなくなる
→しかしとりあえずシャワーする。笑、地肌をマッサージする
日光を浴びる、外の風にふれる、牛乳を飲む、
とりあえず出勤したらめっちゃえらいと自分をほめる。
⑤クライシスプラン⑥クライシス脱した後のプラン
は、たぶん、なくっても大丈夫な感じかな~
こんな感じかな、私のトリセツ。
○主に自分用備忘 :更新バージョン
http://1234567.hatenablog.jp/entry/2017/04/17/004456
○援助職の燃え尽き予防、スーパーバイズに関する良書
○WRAPの参考文献

WRAPを始める!―精神科看護師とのWRAP入門【リカバリーのキーコンセプトと元気に役立つ道具箱編】
- 作者: 増川ねてる,藤田茂治
- 出版社/メーカー: 精神看護出版
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