Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

香港の、ごはんと結婚と自由について

 
友人の結婚式で、香港へ。
 
九龍島と香港島でついでにあそぶ。
 
⚫︎おさんぽ ネイザンロード
九龍島の尖沙咀は、深夜特急でも描かれているネイザンロードのしっこのほう。
看板のネオンがカラフルで、ソウルのような、新宿のような、そんな印象をうけた。インドやフィリピンの人もたくさん。
なんかインド人とかフィリピン人をみると安心する。同じ外国人で、この国で生き抜いてるのだろうなという思いと、フレンドリーなイメージがあるからかな。街中でも、声かけてくるのはマッサージやさんとか、偽ブランドの何かを売ってる外国人とかて、街の人たちはドライというか、他人に興味ない感じがした。
 
気になっていたバードガーデンと花屋街へ。
昔からお金持ちの生活には鳥と花がかかせないとか。
自分の鳥を連れてきたり、鳥が売ってたり、餌が売ってたり。
餌入れの陶器もきれい。
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⚫︎マッサージ
ひとつの通りに何軒かマッサージ屋さんが入っていた。多くのチラシに日本語が混ざっている。フットリフレ用のソファがところせましと並べられている。カーテンの区切りとかないのね^^; と思ったけど、友だちとこれたり、他の人のうけてるの見れたりするのは面白い。一人できてる人も、自分ワールドでリラックスしていて、周りにみられるのがどうとか気にしてないかんじ。
けっこうちからつよい>_<
客層幅広かった。老若男女。
施術者はおじちゃんおばちゃんで若い人はみかけず。若い人はもっとITとか稼げる仕事してるのかな。
 
⚫︎おさんぽ 香港島
香港島は金融や行政の中心もありつつ、八百屋さんや骨董屋、ツバメの巣なども売りつつで、都会エリアと庶民エリアがレイヤーになってる感じ。
ビジネス街だからか、西洋人の割合が増えるようにみえる。六本木みたい。
 
⚫︎結婚式in香港
お祝儀は500から1000香港ドルくらい。立派なお品物をいただくより、カジュアルでいいかも。赤いお祝儀袋が本屋さんや文具屋さんで売っている。
友人が日本人、パートナーが香港人で、お相手のご両親は広東語しかわからないそうだ。
英語、広東語、日本語のミックスですすんでゆく。
食事も、広東レストランと日本食レストランで話し合ってもらってミックスにしたらしい。エビと青菜のいためたのとか、うなぎごはんとか、鱈に甘味噌かけたのとか、皮がパリパリの鶏とか、おいしかった〜
日本でみる典型的な式より、夫婦が平等な感じ?がした。
ファーストバイトで、妻は美味しい料理をたべさせ、夫は食えるように稼ぎます、みたいな、性別役割分業が濃ゆいコメントがされるのが私はぬーんってなるのだけど、そういうのもなく。共働きが基本やからかな
、家賃高いし。パートナーさんもスピーチで彼女のことほめていた。友人はクールにふるまう感じのイメージだったのだけど、パートナーと出会ってまったく人生が変わったって、情熱的⁉︎なスピーチをしたり、甘える姿をみせたりで、人ってかわるのだなぁ(あるいは、もっていた性質がひきだされたのかもしれないが)としみじみ。彼女にとっていちばん居心地いい場所をみつけたのだなって感じがして、よかった。
 
⚫︎ごはん
やはり、美味しいもの食べるときしあわせ。
友人に点心連れてってもらい、結婚式でもかなりでてきて、胃が破裂しそうなくらい食べた(*_*)
餃子の皮が半透明で、エビや青菜の色があざやか。エビがぷりっぷりで。マンゴープリンもこゆくて、もちっとしてて。そして予想外にはまったのがお粥。豚とか、色々具材のだしがとけだしてて、うまみがすごい。日本も出汁を大事にするとおもうけど、広東料理も素材からスープにとけでるものの調和が豊かなんじゃないかと思った。
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⚫︎自由って?
友人は結婚してから香港で働いている。彼女とは昔から海外一緒にいく機会が何度かあって、日本にいるより海外にいるほうが目がキラキラしてたなと思ってた。その話をしたら、香港は自由だからねーって。
働く時間も、稼いでたらもんくいわれないし。
返還されてからも自由さは変わってないようだ。なんかの本で、香港を自由にさせることで中国本土も自由な資本主義をとりいれるつもりではないか説があった。
民主化デモのあと、出馬できる要件が共産に有利な状況が変わった話はきかないが。
社会保障どうなってるんだろう。
税率低くても企業が儲けてたらたりるのかな。
ホームレスの方もみかけたけど、ソウルより少なく感じた。団体ホームレスじゃなくて、個人個人なかんじ。
私にとっては、クールで、経済的野心を持つ人のための土地って感じがして、ちょっと緊張やさみしさも感じさせる街だった。それもふくめておもしろいのだけど。もうちょっと田舎でおしゃべりな街の方がすきかも。
私にとって自由ってなんだろう。居心地のよいゆったりした人と、好奇心あふれるままあそんでしゃべってつくってたべて、いろんな文化的背景を持つ人と関われて、いろんな場所の空気を吸えることかな。
そんな感じがした旅でした。
 
**ちなみに、自分用旅費メモ
航空券がバニラエアで往復8万
現地で使ったのが5万円弱(2回くらいマッサージ行き、ごはんは高級なところはあまり行かないけどふつうにおいしくいただき、という感じ。日本でのお土産やお祝儀も含めてこのくらい。)