Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

マルチメディアデイジー教科書 とは?~読みの困難を助け、 日本語が母語じゃない子の授業参加のきっかけに~

 マルチメディアデイジー教科書 とは?~読みの困難を助け、 日本語が母語じゃない子の授業参加のきっかけに~

 

雑駁メモ。 
●マルチメディアデイジー教科書とは?

通常の教科書と同様のテキスト、画像を使用し、 テキストに音声をシンクロ(同期) させて読むことができるもの
ユーザーは音声を聞きながらハイライトされたテキストを読み、 同じ画面上で絵をみることもできる。


DAISYとは?

Digital Accessible Information SYstemの略で、日本では「アクセシブルな情報システム」 と訳されています。


●デイジーは日本語が母語じゃない子にとって、何に役立つ?
→読みの困難。教科書が読めることで授業に参加できる。


デイジーの限界は?
→すぐに内容理解につながるわけではない。 自尊心や学習意欲の涵養への効果はみられない。
参考) 外国人児童生徒等における教科用図書の使用上の困難の軽減に関す る検討会議
https://www.mext.go.jp/a_menu/ shotou/kyoukasho/1419671.htm


DAISYの補足情報?

→ここ数年来、 視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のためにカセッ トに代わるデジタル録音図書の国際標準規格として、 50カ国以上の会員団体で構成するデイジーコンソーシアム( 本部スイス) により開発と維持が行なわれている情報システムを表しています。
http://www.dinf.ne.jp/doc/ daisy/book/daisytext.html

 

DAISYと外国ルーツどうつながる?
2008年9月17日施行の「教科用特定図書普及促進法( 教科書バリアフリー)」と「著作権法第33条の2」 の改正により、

LD(学習障害) 等の発達障害弱視等の視覚障害、その他の障害のある児童・ 生徒のための「拡大教科書」や、

デジタル化された「 マルチメディアデイジー教科書」等が、 製作できるようになりました。
(公財)日本障害者リハビリテーション協会では、 2008年の9月よりマルチメディアデイジー教科書を通常の教科 書では読むことが困難な児童、生徒に、提供を始め、 2012年度より、当協会を中心にボランティア21団体( 下記参照)と協力を組み、 より多くの読むことに困難のある生徒に提供をしております。

 

ややこしいのでQ&Aはありがたい↓
https://www.dinf.ne.jp/doc/ daisy/book/daisyQA.html
Q1. どんな児童生徒が利用できますか?
通常の紙の教科書では読むことが困難な児童生徒が、 デイジー教科書を利用することができます。 医師の診断は必ずしも必要ではありません。利用申請時に「読み」 等に困難があることを申告していただく必要があります。→ 外国ルーツの子もそれに当てはまれば使えるということ?のよう。

Q2. 教科書は全て用意されていますか?
小中学校では、約8割の教科書を提供しています。 実際に提供している教科書の一覧は下記を参照ください。
http://www.dinf.ne.jp/doc/ daisy/book/daisytext_h31.html

 

外国語話者にとっての使える度は正直ん?って関しだけど、教科書導入としてはいいのかも?読むことから理解することまでの橋掛けは、語彙増やすこと、かなぁ。