Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

インドの日印共作長編アニメーション映画『ラーマーヤナ』 ヒンドゥー聖典ジブリ風味

 
インドの日印共作長編アニメーション映画『ラーマーヤナヒンドゥー聖典ジブリ風味

https://tufscinema.jp/200110- 2/

 

マイナーそうな映画に何人来るんだろう…

と思って行ってみたら500人のキャパがいっぱいだった(!!)

 

もののけ姫とかラピュタ的な世界観も感じました。

(アニメ化するときに宮崎監督に打診したらしい。 ラピュタのシータは、 ラーマヤナの主人公ラーマの妻シータからきているとか!?)

 

本を読もうとしても話を聞いても全然頭に入ってこなかったけど

アニメを見たらようやくちょっとは分かった、気が、する。


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◆印象に残ったこと

・ダシャラタ王、 むかし助けられた侍女になんでも望みをかなえると言っていた

→その侍女にそそのかされて、ラーマを森に14年追放して、 バラタを王にした。 それがいい選択だと思っていなくても泣く泣く、 約束を守るためならばそうせざるを得なかったと… 約束を守る、という信念をまもることと、 そのほかの信念とのプライオリティって。。約束が優先される、 のかなぁ。他人を巻き込んでいるから?

ハヌマーンでかい!かわいい!つよい!笑 薬草とりに行ったヒマラヤで山ごと持って帰るって。その神話、 ヒマラヤのほうに旅に行ったときに聞いた気がする。

・時折はいるサンスクリットのうた、きれい。懐かしい感じ。 古いインド映画みたいな。

祈れば神が道をしめしてくださる的な思想は好きだな。 来てる人もヨガとか瞑想系の人だったのかな?

ラーマヤナにも多様性。もともと口頭伝承(Oral Tradition)でいろんなバージョン。Paliとか、 貴族の人のサロン的なところで物語は共有してるけど表現の豊かさ をどう出してくるかを愉しんだり。

・ラーマヤナは Rama Ayana。 Ayana:来た道 なるほど!

・ラーマはシータをさらった相手の悪い王(ラーヴァナ) とできるだけ争わずに最初は交渉を試みていた。 まぁ相手が応じなかったから結局バトルしたけど。。 アンパンマンも正義の味方みたいだけど武力行使してるしなぁ。。 アニメ→子ども→勧善懲悪(virtue rewarded and vice punished―poetical justice)なのかな?!。わかりやすく。

・隣にいたインド人、 ほんとはラーヴァナは原典ではよい面も描かれていると言っていた 。 ラクシュマンが最後にラーヴァになにか教訓として伝えたいことは ないか聞いた、とか。? 謎。

→ 単純化されているけど導入としてはいいのかもねって話になった。

・そのインド人はエンジニアだったけど、 こういう叙情詩から人生で大事なことを学んでるって。いいなぁ。 あと3idiotは共感したと言っていた。 エンジニアになれば安定した収入入るし家も助けられるしって。 ある意味出稼ぎなのかなぁ。なんか自分はのんびり生きてるけど。 まぁでもそこに罪悪感とかはいらないのだろうとも思う。

・ラーマとラクシュマンは母が違うけどとても仲がいいこと。(4 兄弟とも仲がいいらしい)広い家族観なのかな?

・ラーマとシータは理想的な男女像という解説だった。ん~ ロマンティックラブイデオロギー。それはそれでいいけどね。

インド人の生き方と通じるところあるのかなぁ。 ロマンティックラブへのあこがれとか?できるだけSHANTIと か?家族感覚が広いこととか。個人差もあるけど。

 

雑駁感想でした。