発達障害の有無に関わらず、
難しいなと思う人とどう関わるか?にも応用できそうに感じた。
『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング~ むずかしい子にやさしい子育て』シンシア・ウィッタム2002
章立て
ステップ1 はじめましょう
ステップ2 あなたがしてほしい行動をふやしましょう
ステップ3 あなたがしてほしくない行動を減らしましょう
ステップ4 協力を引き出しましょう
ステップ5 制限を設けるには
子どもの行動を、
してほしい行動、
してほしくない行動、
許しがたい行動
の3つに分ける。
そして、
注目を与える(ほめる)
→注目を取り去る(無視する)
→制限する
順番通りに!!
★子どもの変化を楽しみにしましょう★
わたしたちはみんな「注目」を必要としている。( 愛ともいえるかもしれない)
ほめるよりつい、叱ってしまう
→ 望ましくない行動に注意を向けがち。
★本当は、そちらは注意そらした方が良いのかな? ほめることが増えたら叱るようなことをしなくなる。
まず、「 してほしい行動がどんなのかを言語化する!」
*例えばどうだろう
ほめてほしい?相談に乗ってほしい
→ 乗ってもらったらお礼を言う。
( 褒めると、褒めないときに自律的にやらなくなるからだめっていう説も聞くけれど)
注意を向けない→その行動が続く力を弱める
★すでに起こっている行動を分類
例えば…なんだろう。
してほしい→丁寧・積極的な対応、記述、 こちらの相談に乗ってもらうこと、(余裕があるとき) 現場に呼んでくださること、あたたかな関係を作ること
してほしくない→超勤、塩対応
肯定的な行動に注目する方法
・ほめる、励ます(人ではなく、行動を、なのか… 人をほめるほうが肯定感上がりそうだけど??)
・その行動に気付いていることを知らせる、興味や関心を示す
・感謝(来てくれてありがとう)
・微笑んで嬉しそうな顔をしましょう
・視線を合わせましょう
・あたたかみのある声を使いましょう
★行動の最中!!または直後に( あなたがしてほしい行動を始めたとき、しようとしているとき、 しているとき、自分からはじめているとき、 してほしくないことをしていないとき)
★短い言葉で、気持ちを込めて。
はずかしいかもしれないがやってみて。 パートナーを育てるのと同じかも。
(一緒に働いているコーディネーターさんを見ていても、 思うかも)
あなたは素晴らしい子どもをもっているのです。 難しい子だって思うかもしれないけど。
ほめることを習慣にする
相手も、あなたも気分がよくなり、関係がよくなります。
望ましくない「行動」を無視する、 そしてほめることとセットにする
怒った顔はせず、無関心な表情。メッセージ何もなし。 憤慨したりため息ついたりもしない。
タイミング:してほしくない行動がはじまったら、 すぐに無視する。他の行動や他の人に注目してそらす。 深呼吸して心を落ち着ける。
そしてしてほしくない行動を子どもがやめて、 してほしい行動をし始めたらすぐにほめる。無視は、 ほめることがその後にあって、はじめて有効。無視とは、 望ましい行動が生じるのを待つこと。
無視すると少し行動が増えることもある。忍耐強く待つ。
□よくやっている自分のこともほめる。どんな言葉がいい?
□その行動の代わりにやってほしい行動は何か?
*たとえば
: (してほしくない行動→○どのようにして無視したか→♪ 何をほめたか→◎どのようにしてほめたか
: (ふてくされる→○ラジオを聴く!!!→♪ 子どもが話したいと言ってきたこと→◎ 子どもの脇に座って話を聴いた
(お皿洗いを手伝うまで出かけてはダメ、といったら口答えした! !→○電話をかけ、子どもから向きを変えた→♪子どもが謝り、 皿洗いを手伝い始めたこと→◎謝ってくれてありがとう、 といって一緒に皿洗いをした。
-ほめる行動が出るまで待つのがなかなか、たいへんそう。。 出て来なかったら?って思っちゃう。
-口答えされたら、返答に困りそう。。
-ほめ方!かならずしも、話しかけてきてえらいね、 とかダイレクトにほめるわけではないんだな。 あまりにダイレクトすぎたらかえって嫌味な感じになるかもしれな い。ことば、言葉以外、手助け、感謝、共感するなど。:
■命じるのではなく、2つの選択肢を与える
どちらかを選択しなければいけないよ、という意図のもとで…
選択したくないと言われたら、、
1)もう一度選択するよう繰り返す(単純!粘り強さは大切だ)
2)代わりに選ぶよ、と伝える
3)相手が第三の選択肢を提案してきたら、 それを受け入れるのもあり
■~したら~してよい、という交換で取り引き、話し合いをする
■制限をかける
・お願いや疑問文ではなく、宣言の形で。もう寝る時間だよ。 とか。
・ブロークンレコードテクニック。単純に繰り返すのも効果的。 ただし、相手も繰り返して来たら戦術を変える。
してほしくないことをIgnore、待ち、 してほしい行動したり、してほしくないことしたらほめる、 を習慣化するというのは、(発達の子の)子育てに関わらず、 人間と関わっていく上でいろんなところで応用が利くかなと思った 。あまりManipulateはしたくないけれど、 愛情を持って活かしたい。