Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。 フィリピンのダグダガイという竹の棒とココナッツオイルを使うフットセラピーが大好きでマニラまで習いにゆき、ひっそり身近なひとに好評です:)要らないものがごっそり削ぎ落とされ、ぐぐっと押しポイントに届く感じがたまりません^^

発達障害支援のコツ〜ソーシャルワークの本やった

 

発達障害支援のコツ   広瀬 宏之 (著)

 

表紙裏面に抜粋された言葉が秀逸。

「素の人間として接する。

こういうときに人間としての力が出るんです。

上手な臨床家って、

素の人間に戻るのも上手なんです。」

こちらも、発達障害支援以前に、SW、 人と関わること全般に通じるように思った。

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第一章     初回面接の要点

第二章     診断から支援へ それぞれの発達障害をどう支援するか

第三章     支援の実際 大切にしたいこととあれこれ

第四章     役立つ支援者になるには 自身のトレーニングについて

 

発達障害に限らない、 ソーシャルワーク全体にまたがるトピックだ。

●なにを、どう聴いていくか

・対処行動を聞く:そんなとき、どうしてますか?

その時どんな気持ち?気持ちと行動が結びついている

情報収集= サポート になる。いい感じに対処していたら、それをいいね、 と肯定することで、既にもうサポートになる。あるいは、 もっといい方法がありそうだったら、こういうのはできそう?( こうしなさい、ではなく)と、共同でつくっていく。

・近くから遠くへ。最近から昔へ。 その方が本人の想いの強いところから聞ける。 情報収集は共同作業である。 かけらを集めてストーリーにしていく。

・支援者である前に人間。その順番や、 人としての感覚を忘れてはいけない。 勉強するといったん下手になる。 理論や診断の枠組みをクライアントにあてはめてはいけない。 現場がいちばん大事。うまくいかないことだらけだけど、 クライアントの利益になるように、技法のいいとこどりをする。 初心者は広く浅く理論を見た方がよいが、 だんだん自分にしっくりくるものを選択していく。

・「(仮説)育て方が悪い、と自分を責める癖があるのかな/自分 を責めるとある意味楽なのかな と思いましたが、合っていますか?」 見立て、仮説を相手に問いかけてみる。確認する。共同作業。

・音色も大切。イントネーション、トーン。

 

●面接の後に何かが変わっているように

・支援には作用と副作用がある。プライドが傷つく。 面接の後につらくなっちゃったら教えてね。と伝えておく。 無理しないで。何かあったら電話ください。

→支援者が自分の支援についてFBを受けられるようにしておくこ とが大切。

・面接の後、お薬を渡すときにも、 良い方向に向かっていますように、 という思いを込めることが大切。

・介入前後の変化を観察する。①生理(顔色、表情、)・行動( 動き)・言語(内容と構造)②親や周りとの関係性③自発( 介入前)・誘発(介入後)

 

●あと5分

いつでもあと5分で終えることができる面接→ 面接の最初から支援が行われている。情報収集だけでなく、 共にあるとかいうことでも。

何か一緒に書類の準備などする場合でも、その中でもっと、現在、 過去、未来、家族、衣食住、言語などなど、 観察していけるようになるといいな。

●次回への連続性

具体的な約束、連絡手段、心の中でのつながり。そして、 余韻を残す。まだ雪降ってますか。気を付けて帰ってくださいね。 お疲れさまでした。など。これも面接に限らないな。 余韻は自然にやってるかも、わたし。

●見立て、フォーミュレーション、アセスメント

・現在、過去、未来という時間軸のなかでの情報。

・現在の様子を観察しながら「相談の前」を想像する。 フラクタル。困り感と相談へのためらいの間での揺れがある。

・ストーリーのバージョンアップ。アセスメントは変わっていく。

・主訴、発達、家族、生活、診断

・アセスメントを共有する。発達の特性や、 親と子の関わり方など。はたらくとき、 全ての人間関係で活かせるように思う。 非難ではなくさわやかにポジティブに。例:「 すごーくがんばってるけど、大変じゃない? もっと力抜いても大丈夫だし、そのほうが伸びるかもしれないよ。 」「もっと~~しないともったいない。~~ なところとってもいいとおもうから。」などなど。

・出会った瞬間に8割アセスメントが終わっているのが理想。 マッサージとかする時のクライアントの見立てもそうかもしれない 。ただし、アセスメントは修正する。

・先入観はあってよい、修正することが大事。

 

●支援者として、人として

・支援は小さいほうがよくて、 クライアントが自給自足できるのがよい

・自分をケアする方法をもっておくこと:うまくいかないことも多 いから。少しの万能感、こういうことできるようになった、 というのを持っておくことも大切。 クライアントや支援から力をもらわないって、 むかいやちさんも言っていたけど。

 

フラットで素敵な語り口だな。

わたしも人として魅力が磨かれていくといいな~