Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。 フィリピンのダグダガイという竹の棒とココナッツオイルを使うフットセラピーが大好きでマニラまで習いにゆき、ひっそり身近なひとに好評です:)要らないものがごっそり削ぎ落とされ、ぐぐっと押しポイントに届く感じがたまりません^^

明日から使える相談援助技術

相談援助の基本を考える~ソーシャルワーク的な視点を持って~
に参加しました備忘録。


とても耳がいたかった!
特に、仕事じゃない場面で人の話をきくときに、
ついつい雑な聞き方になっているなと思った…

講師は NPO法人 かながわ女のスペースみずらの 小山内園子さん。


1. 「相談員」の基本姿勢

(1)「○○してあげる-○○してもらう」ではなく一緒に考える、対等な関係
(2)「問題解決」だけでなく、「相談者本人の望む“自立”」を
→代わりに考えたり行動するのではなく!!(うっかりやりがち)自らできるように 
(3)相談員の経験、ではなく!!相談者本人、が出発点
→相談者の価値観を尊重する
(違う人間なので、相談者と相談員はかならず違う価値観を持っている
→相談者の持っている力や、リソースを活かす

★価値観の違いを実感するワーク
次の言葉を、自分が大切だと思う順に、1から11まで番号をつけて(並べて)下さい。
友情、名誉、仕事、心の安定、発言力、影響力、健康、富、正直さ、家族、愛情
私の今の価値観は… 愛情>正直さ>健康>心の安定>家族>友情>影響力>仕事>富>発言力>名誉
体調崩してから健康や心の安定の優先順位が上がった。

2. 「相談技術」の基礎にあること
1)相談を受ける上でのポイントと注意点
●ポイント:順を追って!
①交通整理 =(A)客観的状況と、(B)本人の・願い・価値観を聴く
②助 言 =相談者の代わりに答えを出すことではなく、客観的
状況とのズレ!!ずれがある!!から、それに気づけるよう支える
③情報提供 =何をかえられるか、どうアクセスするか、どう訴えるか。具体的に!一緒に!
④「つなぐ」ことを前提としない!!(やりがち!)
とても耳が痛いです。

★偏見と、見立ては違う。
偏見:このクライアントはこうだからダメなんだわ~どうしようもないわ~
見立て:このクライアントがこうなっているということは、
こういうことがありうるかもしれない

(2)「ポイント」を活かせるかのカギが、コミュニケーション!
相談の大きな流れ(コンテキスト)は、相談を受ける側がつくる!
つくれている??経験を積むことも必要。
流れを作るために必要なこと2つ
①メタ的に見ること。相談者と自分のやりとりを、「幽体離脱」して見る。(→見立てを持つことともつながる)
②今回の相談でどこまでできるか、の「ゴール設定」をする。

 ◆話の要素=会話の中身は、主に3種類に分けられる。
  ① 事実 : 話し手が見たり、聞いたり、読んだり、体験した事実そのもの
  ② 考え : 事実をもとに、話し手が導き出した推測や理屈
  ③ 感情 : ある事柄(事実)に対する喜怒哀楽などの気持ち
  
 ◆コミュニケーションをつくっているもの
 ① お互いの「枠組み」:人生観、人間観、価値観、他者認知、知識、体験等
 ② メッセージ : 話し手から聴き手に伝わる言葉や動作などのすべて
 ★非言語メッセージも癖がある。あなたの癖はなんですか? 
 私は、左手をあごにあてて考える、
 次に話すことや質問が見当たらなくて、どうしようかな~と思う時に目線がそれる、
 緊張しているとまばたきが増える。
 ③ ノイズ   : やりとりの流れを妨げるすべて

(3)注意すべきは、ノイズ 
 ノイズ = 相談の大きな流れを作り出せず、繰り返しやぶつ切りになる要因
 ◆話し手 ①いいことを言いたい ②反論をブロックしたい(ディスカウント)
      ③回りくどい話し方  ④聴き手に迎合した話し方

 ◆聴き手 ①納得できない点だけ聞く    ②納得できるところだけ聞く
      ③自分に興味があることだけ聞く ④予習による散漫な聞き方(→つなぎたい欲)
      ⑤想像の世界(勝手に聴き手の思いこみを前提にする)で聞く
      ⑥聞かずにシャットアウトする
あなたのよくやるノイズはなんですか???
私は、
話すとき:回りくどい(何かお願いするときにクッション入れすぎる)、聴き手に迎合(特に相手が目上の方の場合)
きくとき:安易に想像したり思い込んだりする…  
★講師の方が言ってはったノイズ防止策
きくときに4色ペンで、納得できないとこ、納得できるとこ、大切なところ、色を変えて書く。納得できないとこ*を聞きすぎる傾向で、緑色にしている。*に偏らず、*に関わる話題が出た時に流れの中で聞くようにするとバランスが取れる。

3. すぐに使える「相談技術」 
(1) 非言語的コミュニケーション 
①空間行動(相手のパーソナルスペースに入ること。
  2時間一緒にいるより10分×10回のほうが親密感あがる)
②アイコンタクト

(2) 言語的コミュニケーション
①うなずき・あいづち
    バリエーションを持つ。ゆっくり長く、短くうんうん、など、クライアントに合わせる。
    相槌のバリエーション:声の高さ×長さ
    私はうーん、うんうん、とかかな。相槌は、あー、ばっかりかも(- -;)
②大切なところを!!復唱/要約(←メタ認知が必要)


4. まとめ …… 「相談」の基本は、「相談者」をどうとらえるか
相談員にも疲れがたまると、「相談事」の中身ではなく、「相談者」の中身に目を向けてしまいがちです。
難しい相談ほど!!相談者への向き合い方の基本が必要です。
人と問題をわける。その人が背負ってる岩が何か??それを降ろすには??

(1)相談者の……
①  困っていることは何か = 主訴 
② がんばっている(がんばってきた)ことは何か
③  持っている力(ストロングポイント)は何か
 ★このクライアントだめだ…、と思うときこそ、相談員の腕の見せ所!
   意地でもいいとこを探す
④ リソースは何か

(2)相談員の姿勢を保つための作業
相談の最中に視点をずらし、自分の態度、視点にブレがないかチェック
①わからないこと、未確認の部分を、想像や思いこみで埋めていないか
②イライラ~~!していないか
③ 相談の大きな流れ(コンテキスト)!!をきちんとつかんでいるか
④ 相手の表情!!は、きちんと見えているか
⑤ 今、言おうとしていることは、本当に最適か??
本当にその想像したストーリーでいいのか???

自分の癖をふりかえる良い機会でした。
ひとと問題を分けよう!!荷物を降ろせばいいだけなのだ。