問われるべきはマジョリティだ、
と思っていたけど、
それだけでもないのかもしれない。
ソーシャルワーカーの交流会で、
発達障がいの方と知り合った。
(詳しい名前は聞いていない)
●生きるために、できることを打ち出す
週5で一緒に働いてて、
フォローしないといけなかったら、
正直(障がいのない人からしたら)納得できないと思うんですよ。
頑張っても普通の人ができることができない。
コピーができなくて、千枚紙を無駄にした。
宛名がまっすぐに書けなくて斜め上に上がっていってしまう。
でも、海外とスカイプで交流会したりとか。
そういうのができる。
できることを見つけて、増やして、プレゼンできることが、生き延びるために必要なんです。
就労支援してる会社は、受入会社や社会が変わる必要性をアピールする。
それが仕事だしいいと思う。
でも、当事者としては、できること伸ばしていかないと。
なんか、強いな、とおもう。
受け入れているからなのかもしれない。
私も私に与えられたものをもっと大事にしたい。
●凸凹が生かされにくいという日本の傾向
正職員はなんでもできなきゃいけないという、日本の環境は違うと思う。
今働いてるところは、できないことがある代わり、できることを頑張ることで、カバーしてる、と見てくれている。
凸凹が学校、仕事環境や、周りの人と合ってれば、支障は出ない。
ただ、普通の人より合わない環境に遭遇する確率が高いんです。
自分の凸凹に合った環境って、
移動してみたり、自分が環境に働きかけてみたり、試行錯誤なのだろう。
合わない確率は高いけど、合うところはある、ということに希望を感じた。
●あんてい、、、
正社員じゃなきゃいけないのもどうかなぁと思う、という話をしてたら、
それは体調の安定とも関わる、という視点がもたらされた。
普通の人より予定外の出費が多い。
例えば医療費。
子宮の病気で手術するので30万かかる。
制度のおかげで上限あるのは助かる。
が、普通の人なら異変を感じて病院に行くところで、行かないといけないことに気づかない。お腹が膨らんできたけど、痩せなきゃーと思って病院ではなくヨガに行く、など的はずれなことをしてしまう。
それは、盲点というか、恥ずかしながら知らなかった。
発達のこと、人事に知ってもらうための活動をはじめようとしてるらしい。
もしかしてそうかも、と思う人には、合わない環境で潰れることを防ぐ予備知識として。
私には関係ない、と思ってる人には、教養として。
教養としてって観点、すばらしいな。
社会の一員として知っておこうよ、という。
ほんとに合わなさすぎるところにいると、
著しく自尊心が下がった、と話されていた。
ほんとにね。自分は価値がない人間だって思ってしまうなど、偏った見方になるリスクは誰にでもあるのだと思う。
●凛としてリアリスティック
現実的で、糾弾しない姿勢がかっこよかった。
自分(たち)の状況はこうで、社会の中で生きてるとこういうことが起こる、という内容を具体的に客観的に描写できていて、すごく聡明な人と感じた。
いろいろと苦労された中で培われてきたフラットさ、大人さなのかなと思う。
そんな方と出会えて、やはり私は運がいいのだなと思った。
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