コルカタのゲストハウスでだらだらしたくて読んだ。
"相手の考えていることが分かるのは、安らかだ。"
というのが印象的だった。
夫婦間では相手の気持ちがわからない。
妻、夫、それぞれの別のパートナーのほうが、素直で分かりやすくて安らいでいる。
大切な人だから、失うのが怖くて、
聞けなくて、こじらせて、
分かり合うことができないんだろうか。
皮肉だけど。
"大事な相手だから嘘をつくのよ"って。
壊れないように。
夫婦...(最も重要なパートナーシップとして扱われている関係性)
じゃないからこそ、
相手への期待が肥大化せずに済んで、
安らかでいられるのだろうか。
終わりがあっけないというか、
その先は?!って感じですこしむずむず。
描写は好きだったので、
かのじょのほかの作品も読んでみたい。
もうひとつふたつくらい読んだ気もするが。