Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

IoT×農業×インド 日本の元気な事業がインドによばれる^^ 参入戦略2ステップ

港区のKiiというITベンチャーがインド・アンドラプラデシュ州政府と、IoTを活用したスマートシティ開発のための基本協定書をむすんだらしい

将来的には農業分野にも参入するらしい。スマート農業!
農業とIoTを組み合わせて、安定的に農作物が生産できるようになるのは望ましいと思う。
安定しない→政府が補助金だす→農家がマーケット感覚もてない という気がする。
インド来て、モンスーン期の雨量が経済ニュースとしてあがってくることにびっくりした。
モンスーンでちゃんと雨が降る→農作物が育つ→農家がしっかり収入を得られる→経済が上向く なので。

TPPがいいのかどうかは、なやましいけれど。(そんな簡単な二元論でもないだろうけど)
規制がゆるくなったら、小規模な農家は価格競争に勝てなくてしんじゃうんだろうか。
アメリカでは自死する農家がいるってきいた。
インドでもいるってきいた気がする。
規制緩和する前に、準備段階で、農家が顧客意識をもてるしくみを作って、
移行期間をもつ必要があるんかなーと思う。
上勝のはっぱビジネスも、それぞれの生産者がウェブ上でPRして販売するので、
生産者間でも差別化しよう、よりお客さんによろこばれるにはどうすればいいか?
という試行錯誤が生まれるようになったときく。
それは農家の規模がちいさくてもきっとできること。

ちなみに、新規参入支援のときに考えるらしいポイントはこんなかんじ:
1)インド市場構造把握&将来予測
・市場予測(いつ、どこで、どの程度、だれが)
 おおきくひろく:インドの経済、人口動向、政策動向
 消費者の価値観(むずかしそうけど!)、
 参入する産業の動向&その流通構造の動向
・各競合、チャネルへのインタビュー、現地の小売、消費者調査
 競合も分類する。リーディングカンパニー、財閥、日系、ローカル中小
・顧客リスト作成
おきゃくさんを把握するというのはだいじだな
予測は、視点をきめて、3種類のシナリオをつくる。(楽観、なりゆき、悲観)
2)インド市場への参入スキームの検討、策定
・参入モデルケース、フレームワーク
・各商品ごとの協業候補リスト作成
・モデルケース別の定量的効果分析(市場予想とリンクしつつ。あと、税効果をみる)
いっかいモデルを考えてみてそれぞれを評価して比べるのかな。

競合やサプライチェーンは最初からすぐに全部は分からないけど、
ざっと調べて分かる情報から仮説をたててるみたい。

全然関係ない余談つぶやき。

あんまり意識してなかったけど、
いま働いてる会社ってインドではベンチャー的、なんだなぁ。とおもう会話があり。
なんか、基盤はしっかりしてるけど、若い組織、に身をおくことが多い気がする。

あと、インド国内で会社がどこにあるかによって、
集まる人間もぜんぜん違うのだろう、という話があった。
デリーだったら北インドのエリートが集まる
ムンバイだったらもっと南の人も集まるみたい。
デリーにもムンバイにもそれぞれのプライドがあるようだ。
ムンバイのほうが多様性あるのかなぁ。

あいかわらずの、つれづれでした。