気になっていたPSTの当事者研究会へあそびにいった^^
SST(社会生活技能訓練)
(参照: http://www.jasst.net/ )
だけではなく、
支援する仕事をしている専門職自身が、
自分のこまりごとを研究しよう、という当事者研究
(うまく説明できてるか、わからないが)
●会場
べてぶくろ^^
住宅街のなかにたたずんでいる。
和室でほっこり、お茶をいただきながら
生活感がある。笑
●自己紹介から
1名前、2所属、3今日の気分・体調、4自己病名、5最近よかったこと
リカバリーフォーラムのときも思ったけれど、
この自己紹介好きだな。
5の、よかったことでしめるのも、うまく流れが組まれている気がする。
私の自己病名は
誰も私のこと責めてないのに勝手にあせる症候群
を発表(?)した。笑
他の方の病名きくのもすき。
すごいポジティブな病名も。
向き合うのが怖くて自己病名をまだつけていない、という素直な発言もすがすがしさがあった。
○○失調症 の○○に何を入れるのか、というのもおもしろい。
●スタッフさんから発表
中身はその場に置いて帰るので、私の感じたことのメモ
・べてるに出会うと理論と現場が違いすぎるのでPSWの試験に受かりづらくなるよ(!?)というはなしがおもしろかった・・・
理論も現場からうまれたはずなのにな。
・クリニックと病院でけっこう方針がちがうのかも。知らなかったけれど。
病院;病床がある→活用しよう→入院重視
クリニックはそうでもない。
・支援者被支援者分離型、というのが、意図的にではなく「自然に」行われているという観察が、なるほど。。と感じた
・症状は、身体反応がある。そこに着目して自分の身体反応を観察されてるのも、いいなとおもった。
・対処法(どこかで私もまねして使えるかも?):
*相手が嫌いというわけではないことを自分の中で意識する
*相手の気遣い(根底にある気持ち・たとえその気遣い方が合わなくても、心配りしてくださっているのだなという点)に感謝する、
*こまめに弱さの情報公開 etc.
★支援方針が合わなくても、そこにいつづける理由
・べてるの文化がべてるにあるのも大切だけど、
べてる以外の場所にべてる菌のようなものがあることにも意味がある
なるほどなって思った。
・それは時々エネルギーをたくさん使うけれど、
安心できる居心地のいい場所も確保しながら。
・最近、いかに新しい場所に適応していくか?をよく考えてたけど、
異分子であることをおもしろいな、意味があるよなって
とらえる感覚、大事だなって気づいた。
・支援観の不一致を研究したいね、というコメントも。
たしかにたしかに。
差異自体の研究っておもしろい。
もしかしたら、べてる的な支援観は、相手をゆらがせるので、不安にさせているかも、
とのこと。病院にとっては、入院不要論は脅威。
なるほど。。
葛藤が起こったとき、相手にとっての脅威が何か?を想像するのはいい方法かもしれない。
●その他
・統合失調症は、いいっぱなしききっぱなしが合いづらい。ロジャースのクライアント中心療法では、導入としてはありだけど、足りない。
Amazon.co.jp: クライアント中心療法 (ロジャーズ主要著作集): カール・R. ロジャーズ, 保坂 亨, 末武 康弘, 諸富 祥彦: 本
ロジャースちゃんと読んだことがない。気になる
・当事者研究のテーマ募集をすると、
練馬でも浦河でも
4割人間関係、2割病気の苦労、だったらしい。
患者さん割合に関わらず。
それだけ、人間関係っていうのは、順調に現実の苦労をやっていく、
普遍的なテーマなのだな~
PSTも、支援職以外にもいろいろ活用できる気がするのです。
●Open Dialogueの話
フィンランドで始まった。
今度ゆっくりみよ。
こちらも斜め読み。
★対話自体が目的であり、治癒はその副産物
~対話が治癒の手段ではないのだな。
★いそがない、ゆっくりやる。
~ぱぱっと言語化できる人にうらやましさを感じることもあるが、
ゆっくり言語化を手伝ってもらえるほうが好きかも。
・オープンダイアログとは、技法というより哲学
・クライアントの発言にすべて応答する。応答がないことが恐怖
・リフレクティング:観察者(のやりとり)を観察する
自分のうわさを自分のいる前でされるかんじ。
c.f.「君はよくやってる」より、「君がよくやってると~~さんが言ってたよ」のほうが、響く。
・フィンランドはナースが中心に取り組んでいるらしい。ピアスタッフはいないらしい:寛解して就労するので。どんな形の就労かは謎
・肯定的意味づけ<論理的意味づけ(ここちょとまだ理解不足)
・有効なのかどうか?という問いではなく、なぜ有効なのか?という問い
11/29に東京大学駒場キャンパスで関連のイベントあるみたいです。
ひとまず、ロジャース読んでみたいと思った~
おしまい。