Just Living Diversity

マニラでのソーシャルワークとの出会い記録から、日本のソーシャルワーク×多文化/法的支援、インドで暮らし、働き、旅するカラフルさ、インド&野草ごはん、身体を解すこと、レジリエンス/回復についての試行錯誤を記録したく。 私もあなたも、ゆるく受けいれて生きていけるといいなと祈りながら。

WRAP 元気回復行動プラン のプチ講演にいってみた。 自分を労わる方法・自分の取説をつくるには?

前に尊敬する先輩から教えていただいた、WRAP(ラップ)というプログラムがある。

Wellness Recovery Action Plan

日本語では、元気回復行動プランとよばれる。

はじめられた方のサイト↓

Wellness Recovery Action Plan - Mary Ellen Copeland

 

時々参加していた、ある勉強会で、WRAPがテーマになっていたので、いってみた。

なるほど、と思ったのは、5つの大事な要素に立ち返ること。

自分が元気を取り戻すための、自分なりの道具箱をみつけていくのがWRAP(と私は理解してる)なんだけど、

それぞれのツールを用いるときに、大事な要素を満たしてるかなって、ふりかえること。この5つは、リカバリーにとって大切なこと。

1 希望 HOPE

つらさ、精神疾患etc.から回復していくんだっていう希望をもってる感じか?

2 自分に責任を持つこと Personal Responsibility

どう、応答するかresponse は自分でえらぶことができる。abiliy

3 学ぶこと education

4 自分のために、権利擁護すること Self adovocacy

三者のための権利擁護じゃなく、自分が、自分のために

5 サポート Support

ひとりでやらないで、いい。

 

それから、WRAPでは、元気回復のための道具箱を、

自分の状態ごとに整理するので、使いどころが分かる、とのことだった。

講師の方のメッセージで、私の心をゆるめてくれたのは

”常に足りない、足りないと思っていたけど、自分の中にあるものを使うことを学んで、自分として生きてみよう、と思えた”という言葉。

自分の方法。自分が自分の専門家。べてるの当事者研究に通じるものも感じる。

 

講座も参加型を取り入れていて、おもしろかった。

三角柱をつくって、「呼んでほしい名前」と、「私の道具」を書く。

呼んでほしい名前って、セクマイの集まりでも大事にしていたけど、いいよな~

意外と普段、呼んでほしい名前かどうかって、確認してないよな~

仕事場でも、呼んでほしい名前聞いてみるのって、いいんじゃないかなって思う。

でも英語だったらplease call me ~~っていうなぁ。

道具をシェアするのも面白かった。ほかの人の道具を知って、取り入れたり、その人の人となりが見えたり。

 

5つのキーコンセプト、どんなときに感じるか?って考えてみるシートがあった。

私はどうだろう?

Hopeは・・・

自分とつながっている感じ。大事な人とつながっている感じ。

自分の賜物を活かせている感じ。かみさまのようなものとつながっている感じ。

Personal responsibilityは・・・

人の意見じゃなく、自分の意志って感じ(あるいは、自分を超えたものの意志もあるか)

自分なりに工夫して取り組む感じ

Educationは・・・

いろんな方法を知る感じ。本(哲学的なのも含む)を読んで、おおらかな考え方を取り入れる感じ。自分自身の特徴に気づく感じ

Self Advocacyは・・・

嫌なことは嫌という、自分を大事にするために逃げることも大事ってかんじ。

Supportは・・・

弱さの情報公開する感じ。助けを求めること。

なんか、日によって思いつくものも少し変化してるかも。

 

●状態ごとの、私の道具箱

例として、参考になれば幸いです。

 

①日常生活管理プラン

・いい感じの自分ってどんな?

天真爛漫、学ぶことを楽しく感じる、やさしい(優しくできてるだろうか疑問なさいきん。。苦笑)、smile(これも自信がない最近・・!)

・毎日すること

水を飲む、太陽礼拝、お香をたく、深呼吸、superflyの愛と感謝とか、wild flowerとか、ハローとかをうたう、武田早雲さんのメルマガを読む

・ときどきすること

マッサージ(自分でハンドや脚したり、タイ古式や全身アロマしてもらったり)、

ゆっくりしたペースの人と会う、アイスもなか食べる、ヨーグルト食べる、

自然の中でぼーっとする、ラブコメやドラマや社会派の映画をみる

瞑想する

 

②引き金

批判されていると感じる、急がないといけないと感じてあせる

→フィリピンでもらった本を読む、批判されてると妄想してる自分に気づく、

物事は白黒じゃなくてグレーだ~ということを思い出す、完璧じゃなくていいと思いだす、早く寝る、自助グループのハンドブックを読む(これもまた過ぎ去るもの。今日一日。)、かわのみどりさんのブログを読む、友だちに話を聴いてもらう、自分とおしゃべりする

③注意サイン

ぐるぐるネガティブに考えまわる、勝手にしんどい未来を妄想してとまらなくなる

→考えないことを許す、自助グループにいく、フィリピンでもらった本を読む、シャンプーする

④調子が悪くなっているとき

お風呂に入るのがめんどくさくなる、布団からおきあがれなくなる

→しかしとりあえずシャワーする。笑、地肌をマッサージする

 日光を浴びる、外の風にふれる、牛乳を飲む、

 とりあえず出勤したらめっちゃえらいと自分をほめる。

 

⑤クライシスプラン⑥クライシス脱した後のプラン 

は、たぶん、なくっても大丈夫な感じかな~

 

こんな感じかな、私のトリセツ。

 

○主に自分用備忘 :更新バージョン

http://1234567.hatenablog.jp/entry/2017/04/17/004456

 

○援助職の燃え尽き予防、スーパーバイズに関する良書

○WRAPの参考文献

 

 

WRAPを始める!―精神科看護師とのWRAP入門【リカバリーのキーコンセプトと元気に役立つ道具箱編】

WRAPを始める!―精神科看護師とのWRAP入門【リカバリーのキーコンセプトと元気に役立つ道具箱編】