ソーシャルワーカーさんの勉強会にいってきました。
テーマは
明日からつかえる!ソーシャルワークの理論アプローチ
ソーシャルワークとはなにか?ってことについて、
感じたことがみっつあった
一つは、個人だけじゃなくて、その周りの人間や環境を包括的に捉えること
(だから、ソーシャル)
(だから、社会資源や制度の知識が武器として大切)
もうひとつは、
"生活の"上での困りごとに着目すること
癌を治すことだけじゃなくて、
緩和ケア、医療費の心配、家族に対する悪いなぁとおもうきもち
など、生きていくこと全体を捉えること
最後は、
受容だけじゃなく、変化をつくっていくこと
そのために、様々な面接技法、理論(100以上あるらしい)を道具としてもっておくことが必要
お医者さんがいろんな手術道具や薬をつかうみたいに
今回は家族療法(システム療法)を中心にまなんだ。
(家族療法の別名が、システム療法ってのも興味深い!家族ってシステムよなー)
家族療法でよく使うリフレーミング(捉え直し)の練習があった。
⚫︎Yesセット
クライアントがYesと答える質問だけする。
はい、と答えられる質問をされると、
自分が理解されてるって気持ちになる。
逆に、いいえ、と答えると、答える人は、わかってもらえてないと思うし、言われた人もいい気持ちになりにくい
Yesになる質問をつくるには、
事前の情報収集とクライアントの観察が大事
ご家族は⚫︎さんがいらっしゃるんですね、
〜の件を申し込みされてるのですね
とか
⚫︎リフレーミング
これはよく聞くけど
ネガティブな発言をポジティブに変換するような。
例
*すごく落ち込むんです
→ご自分の気持ちによく向き合われているのですね
*何がしたいかわからないんです
→それだけ自分の人生を真剣に生きようとされているのですね
*仕事の負荷が重いんです
→学ぶ機会や時間短縮の工夫をためす材料に恵まれましたね
とか。
なんか、無理にポジティブに考えようとするとしんどい時もあるけど、
技法として捉えるとかえって気楽かも。
ソーシャルワーク素敵っておもうひとときでした。
日常でも使えるよね〜
さいごに、、参考定義
ソーシャルワークの国際定義(旧)
「ソーシャルワーク専門職は、人間の福利(ウェルビーイング)の増進を目指して、社会の変革を進め、人間関係における問題解決を図り、人びとのエンパワーメントと解放を促していく。 ソーシャルワークは、人間の行動と社会システムに関する理論を利用して、人びとがその環境と相互に影響し合う接点に介入する。人権と社会正義の原理はソーシャルワークの拠り所とする基盤である。」
ソーシャルワークの国際定義(新)